2017年4月19日水曜日

実践!陰徳情報 水野南北の開運法(食事制限)と応用。




水野南北】


開運には色々な方法があります。

まあ当たり前の話ですが、不幸が大好きだと言うマゾ人間はマイノリティなので、人間誰しもが運気の向上を目指して日夜、励んでいます。

少しでも自己実現を図るその需要が、現代の出版業界の自己啓発の乱売に現れています。

さて、そんな汗牛充棟の開運法ですが、人間の心理は昔から変わっていないので、開運法自体は、昔から存在しています。

今回は、その中でも、有名な水野南北の節食による開運法をご紹介しましょう。

水野南北のこの開運法は、かなり有名で、開運関係の本には必ず載っています。
あと、人相や食養法などでも必須の人物です。

この開運法は文字通り、食事制限の本で、ある意味ダイエットに近いものです。
食事を減らして開運しようというのとダイエット成功してハッピーというのは良く似ています。

まあ、一般に粗食とか和食とかは、飽食の時代には説得力があるので、健康の面からもよく引き合いに出されます。

さて、その水野南北ですが、
WIKIの水野南北のページ
などに書いてあるような人です。

陰隲録の袁了凡と同じようなパターンですね。
運命学で人生を占われましたが、それを後天的に変えた例です。

袁了凡は元々、開運しなくても、インテリで地方の官吏として結構なところまで立身出世するような人間でしたが、水野南北は凶運を無理やり変えた例ですのでこちらのほうが開運効果は劇的でしょう。

麦と大豆だけの粗食生活をしたら運勢が変わってしまったと。


粗食】


しかし、そもそも粗食と運に何の関係が?
と素朴な疑問が湧いてきますが、理論を効いてみると、基本は、陰徳理論による開運と同じような仕組みです。

・まず、そもそも人間には生まれ持った福分があると。
・その福分の量による運勢が決定する。
・いっぱい持っている人は、いい人生を歩むし、少ない人は落魄した人生を送る。
・前者は、長寿、富貴、栄誉などを得る人生ですし、後者は、短命、貧賤、汚名を得る人生である。

・この福分は、日々、食事によって減っていく。福分がゼロになれば食事できなくなり死ぬ。
・贅沢をしていればもっと減衰スピートは早まる。
・よって、福分を減らさないように、減食や粗食、贅沢を辞めることで福分を保つことが出来る。
・一日三品食べていたら一品減らす。三食食べていたら一食減らす。10割のご飯を8割にする。
・などなど今まで考えなしに食べていた食事を減らして、その分、福分を蓄える。
・そうすることで、その減った分が、寿命や富貴などの他のパラメータに回り、開運が可能になる。


こういう理屈です。

陰徳の開運法と共通している考えだと言うのがわかります。

まあ、根底にあるのは、インド思想のカルマ(業)思想と、中国思想の「気」でしょう。

見えない部分に法則やEX(経験値)があり、それが運命に関係あるという考えです。

運命というか人生において、見えない部分を昔の人は重視していたということです。

現代は、当然のことながら、科学の力が発展しているので測定可能な物しか見ない風潮です。
星の王子さまも言っていますが目に見えない物の方が重要なのです。
(古典的な現代文明批判)



改良】


さて、こうした食の節制による開運ですが、豊河としては、まだまだ改良の余地があると思います。

なぜなら、受動的な姿勢だからです。
能動的ではありません。
パッシブであり、アクティブで無いのです。

要するに、何が言いたいのかと言うと、福分を減らさずに減食するというのは、受身的過ぎるのでは無いか?ということです。

過去に陰徳はお金に似ているという持論を展開してきましたが、
投資運用の用語で言うと、これは、支出を減らす考えですね。





無駄遣いをやめて貯蓄と投資に回すというのは、別に悪くないのですが、肝心の収入を増やすのと利回りを増やすの作戦が、取れていません。

どうせなら、もう一歩踏み込みましょう。

外食にしろ、自宅で作るにしろ、食事にはお金がかかります。
食堂にしろレストランにしろ材料を買うにも、お金を払うのです。

この段階で節食を試みるのです。

要するに、駅前の蕎麦屋で、700円の海老天うどん(豊河さんは温かいかけは蕎麦より、うどん派です)を買おうとします。
そこで、このスキル:陰徳節食法を発動させるのです。

そうすると、700円の海老天うどんが、600円のかきあげ天うどんにダウングレードします。
その100円分は、陰徳用の小銭入れにでも入れておきます。

これを、毎日繰り返すのです。

一日一回やったとしても一ヶ月で三千円。
三食やったとしたら九千円です。
結構、貯まるのです。
※もちろん、収入が多い人は桁を増やして下さい。

これは、食事だけでなく色んな購入物でも同じです。
何か購入する時、少し質や量をダウンさせて、陰徳用財布に貯めるのです。

これで水野南北の福分を減らさない消極的陰徳法は、達成できるし、さらに溜まった金を寄付に使えば、福分(陰徳)そのものが増大出来るのです。

正に、一石二鳥の方法と言えましょう。

質の方は、食料という縁で、発展途上国の子供にでも寄付しましょう。
有名どころだと、国連のWFPとか色々あります。
http://ja.wfp.org/get-involved
別に国外でも国内でもいいのです。

ちなみに、こういう寄付先の良し悪しは、資金が低いうちはハッキリ言って、運です。
寄付先が信用出来るかどうかはこれはもう運まかせです。

資本金な少ない内は、完全な調査のしようがありません。
私的調査が出来るくらいの資産になれば別ですが。
これこそ自己責任ですとしか・・・。

当然、善意を騙すようなカルマがある人は不利でしょう。
以前も述べたように、善悪にからむ悪行は、こういう陰徳の妨害があるカルマを積んでしまうので、やめておきましょう。

















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