2019年2月26日火曜日

【陰隲録】功過格表184 十善 公共のために良いことをしよう⑤ 廻る廻るメリーゴーランドの人生











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なお、皆さんの記事の感想大募集です。
陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。
記事下のコメント欄や、メッセージやメールで、お気軽にどうぞ。

その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。






功格五十条(善行のプラス50項目)

・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く


十善に相当する行為

◯一民害を除く。




独楽



民の害を除くとは、何度も書いたように、範囲が大きいのです。

自分も含めた、世界全体の人類や生物が民です。

さらに、抽象的に言えば、法体系や習慣などの、目に見えないシステム的な物も含まれます。

人間社会には、こうした目に見えないシステムがあり、それが、人々の幸福を妨げていることがよくあります。

個人のレベルですと、思い込みや洗脳などが、人生の障害になっています。

家庭や企業や国家などの大小の規模に関わらず、変なシステムが発展の障害になっていることは、普通によくあります。

この害を除くという概念ですが、メタファー(隠喩)として、分かりやすく、外科手術に例えてみましょう。

癌細胞や結石など、人体内の異物を取り除くイメージですね。

害になっている物を取り除くというのは、人生にとっても重要なことです。

ちなみに、こういうと、腐ったりんごを排除するのは良くないという学園ドラマの金八先生みたいな反論が出てきます。

これは、西洋医学と東洋医学の理念の違いから宗教観にも連鎖する結構重要なテーマですので、そういう概念ももちろん後で考察しましょう。

何事も陰陽なので、陰陽2つです。

それはともかく、害になるとは、基本的に、流れを阻害するものを言います。

人間は諸行無常なので、常に動いています。

もっと言えば、食事というカロリーを摂取するために動かざるを得ないのです。

止まってしまえば死んでしまうからです。

基本的に、害になるというのは、動きを止めることと同義です。

潤滑な社会システムを止めることです。

例えば、毎日、電車に乗って仕事場に行く時に、線路に置き石があって電車が止まれば、害になります。

3.11の時に、銀行のATMが止まりましたが、あれもお金の流れを止めることです。

流れを止める。

これが害の定義です。

もちろん、流れ自体に善悪はありませんので、逆に流れていることが都合の悪いこともあります。
※例えば出血とか。

しかし、その都合の悪い流れも、その流れがあることによって、他の部分の流れを阻害(上記の例だと出血して死亡など)することですので、結局、全体的に流れを止めることが害と言ってもいいでしょう。

人間を含めて、この世界は絶えず動いています。

この地球上を水が海から蒸発して山に雨が降り川を通って、また海に循環していくようにです。

一瞬もやまず、ミクロは原子と分子が周り、マクロは地球が回転自転し、太陽の周りを公転し、太陽系自体も銀河系の周りを回っています。
※ややこしいことに銀河系も回っています。

基本、この世はグルグルと回転循環しているのです。

これが、輪廻という回転運動です。

日本の遁甲の一人者の言として、人はコマ(あの玩具の独楽です)だと言うのがあります。
地球もコマで、人もコマ。

グルグルと回転運動をしながら、周りをさらに回ります。
回転が出来なくなったら倒れる。

文字通り止まった時が死ぬのです。

体の中を血液が循環しなくなったら人間は呼吸や脳波や心臓の鼓動が止まって死ぬのです。

なにか、横道に話題がそれていますが、次回に続きます。






2019年2月14日木曜日

贅沢は敵か味方か?⑤











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陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。
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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。



前回が半月前の記事で中身を忘れている。


奢侈贅沢の擁護を四回目です。

で、結局の所、奢侈贅沢も必要悪です。

なんだかんだ言っても、三次元に住んでいる以上、軍事力と同じように必要になります。

また、陰徳という因果応報の良いループをする時に、世間の世渡りとして必要になります。

まあ、解脱して消滅すれば必要ではなくなるし、天界の上層は、すでに物質的な奢侈贅沢やセックスなども不要になって、概念だけで絶頂出来るような世界っぽいのですが・・・。

で、宗教的な意義としては、いくつかこの他にも擁護出来る詭弁があります。



解釈

宗教の基本的な教義に一元論があります。

洋の東西を問わず、世界宗教ならまず確実にある教義で、善悪の二元論を一元化した理論です。

全知全能の絶対神を擁する一神教では、もちろん神の行動を弁論する必要があります。
要するに、なんで世界に悪があったり悪魔がいたりすることの絶対神との矛盾の説明です。

日本でも、我々に馴染みの深い、般若心経などでも、色即是空・空即是色などと、二元論を一元化しています。

道教などでは太極図などが陰陽を統一超越したものとして有名です。

密教などは後期密教などは、もう悪を肯定するレベルまで行っちゃってますが、宗教というものが、地上よりも絶対的な価値を追求するものと定義すれば、善も悪も内包する概念が必要になるのです。

まあ、そこまで行かなくても、善悪などは、所詮、人間の解釈に過ぎないという見方は結構あります。

これは、禅問答系に多い考えです。

要するに、外面の出来事があるとします。
それは、それで一つの事実でありますが、それを見たり聞いたりして五感で脳にインプットすると、それに人間は解釈・評価をしてしまいます。

その解釈・評価は今までの人生でのデータが基盤になっているので、当然、間違えます。

例えば、捕鯨一つ取って見ても、日本人と白人の意見は違うのと同じです。

奢侈贅沢をしようがどうしようが、それを善と見るか悪と見るかは、本人の認識フィルターの違い。

善悪の問題もそうだし、苦楽、幸不幸の問題も全部、解釈問題。
このフィルターに捕らわれないことが、悟りである。

こういう解釈も宗教では結構多いのです。


さて、こんな感じで、奢侈贅沢シリーズは終了です。