2017年4月29日土曜日

【陰隲録】功過格表62 廻る廻るメリーゴーランド  五十善 仕事を世話しよう㉓





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はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)

なお、皆さんの記事の感想大募集です。
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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。

【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】のシリーズ記事一覧はこちら




功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

五十善に相当する

一人の流離を救免す。



無職シリーズが23回目を突破!
功過格シリーズ全体だとすでに62回目。
行き当たりばったりで書いているこのブログは、基本的に、豊河というより上位の見えない存在の代筆です。

つまり、それほど現在の労働問題が、深刻だということでしょう。上位存在が何か訴えたいことがあるということです。

というより、豊河如きを媒介にすることがすでに人事選択を間違ってるような気がしますが。
・・・まあ、いいや!(思考放棄)

【ムーブ】


およそ、現世、世界、生き物全て、要するに存在全てにはある共通性があります。

それは、「動いている」ということです。
人間が動けば「働いている」ことになりますが、別に働かなくても、生きているだけで少なくとも動いています。

動物という言葉がありますが、無機物と動物の差は、文字通り動いているということです。

しかし、一見動かないような無機物ですら、ミクロに見ると、原子が動いているのです。
また、外部からの力を加えれば、あっけなく、変化し動きます。

諸行無常という法則の通り、この大宇宙の中にいる全ての存在はなぜか、動いてしまうのです。

上はマクロな天体から下はミクロの素粒子まで一瞬たりともとどまらずに動いています。

働きたくないでござると言っても、世界は全く遠慮なく、ぐいぐいと動いています。

世間様がヒキコモリやニートに厳しいのも、これが本当の理由です。
サメと同じで止まってしまうと死んでしまうからです。
動かない物は死と同じで存在していない物と認識してしまうのです。

異端を弾圧するのは、中世キリスト教だけではありません。
生物の基本です。
生物である以上、存在している以上、動かなければ世間から敵とみなされます。

しかし、これは逆を言えば、この世に属す必要がなければ動く必要はありません。

この世から脱出しようと思えば、動きを停止すればよいのです。
古代から瞑想や座禅は、この意味があるのです。

睡眠や死も同様です。

およそ、東西のあらゆる修行体系において、瞑想と夢や死が、修行の体系に組み込まれているのはこれが理由です。

要するに世の中の流れから超絶しようと思うならば、停止することが重要です。

世界は動いているのが当たり前で、これは陰陽で言えば能動的な陽にあたります。

しかし、陰陽は双方で成り立ちます。
イエスも釈迦も、どんな偉人も必ず陽の行動だけでなく、陰の動かない時期を実施しています。

パソコンもスマフォも、起動しっぱなしだとダウンしてしまいます。
電源ケーブルを繋げて充電する必要があるのです。

一日、必ずこの充電期間を設ける必要があります。
毎日の睡眠だけだと誰でも実施しているので、頭一つ秀でることは出来ません。

流派は問わないので、瞑想でも気功でも良いので、陰の停止時間を儲けましょう。

これも、開運の極意の一つです。
陰陽が整うと、正常のバランスが整うのです。


【螺旋運動】


マクロ単位、つまり宇宙が動いているというお話を先程しました。

月が地球の廻りをぐるぐる回っていて、地球自身もぐるぐると自転しています。

さらに地球が太陽の廻りをぐるぐると回っています。

これが、朝昼晩の変化や月の満ち欠け、春夏秋冬の一年の変化などの暦の原因です。
地球から見たら天動説の如く天球はぐるぐる回っていますが、実際は地球が動いています。

しかし、太陽系の中心たる太陽自身も、銀河から見たら所詮は下っ端です。
銀河をぐるぐると回っています。

めんどくさいことにさらにその銀河もぐるぐると回っているのですから、もう何がなんだかわかりません。





太陽が銀河をまわる様子を動画にするとこんな感じです。
ピッコロの魔貫光殺砲のように銀河の軌道を動いているのがわかります。
さらに銀河が回っているのですから、もう何がなにやらわかりません。

当然、地球の上に載っかっている我々人類も、このよくわからない軌道に載って高速移動しているわけです。

これは否応なしに運命として載っかっている拘束移動なわけです。

いくら人間が頑張ろうが努力しようが、これを逆回転させるとか無理ゲーです。
太陽は東から上り西に沈むのです。

まあ、これが光速移動するとエライことになるのですが。
さいわい、そこまで行っていません。

だから何だという意見も聞こえてきますが(幻聴)、要するに、我々の世界はループ(厳密には螺旋運動)な動きを強いられているわけです。

動くというのは、無秩序に動いているわけではなくて、大局的には全てこの螺旋運動に帰結します。

我々の身体やあらゆる物質もミクロで言えば、このぐるぐる回転する運動を一時も止めることはありません。

諸行無常の法則は上から下まで適用されているのです。

マクロとミクロが螺旋運動ならば、その中間のミドル層も同じなのでは?
という類推適用が当然出てきます。


【中の人】

マクロとミクロ、天と地が同じ原理原則で動いているならば、天地人の三才の、中間の人も同じはずです。

つまり、人間や社会は螺旋運動をしているのでは?
という類推です。

そして実際そのとおりです。

マクロやミクロと同じように、螺旋運動をしているのが人間です。

これは人間社会を見ると一目瞭然です。

巨視的なレベルですと、
1600年周期で人類の文明は一巡します。
東西の文明の興亡は900年周期です。

国の興亡のループだとお隣の中国史を見れば一目瞭然です。
毎回、毎回、同じようなループを延々と繰り返しています。

以前、春夏秋冬の人生の比較の話をしましたが、王朝誕生、二、三代目の繁茂、瓦解、分裂、統一と、飽きもせず何千年もやっています。

国よりも小規模な組織である企業や家庭なども、同じようにパターンがあります。

人間社会は、大昔からほとんどシステムは変わっていません。
その証拠に、刑法の内容はほとんど一緒です。
殺し、盗み、強姦、詐欺・・・。
中身がほとんど一緒なのです。

人間個人も同じです。
やれ、体の具合が悪いだの、ブラック企業だの、女にモテないだの先祖代々全く変わっていません。

先祖代々同じような人生をループしている螺旋運動です。

※螺旋運動ではなく、子供のおもちゃの、コマに例えている占術家もいます。

宇宙のどうしようもない螺旋運動に載らざるを得ない人間は、太古の昔からほとんど同じことをやっています。

諸行無常の法則は現象だけであり、構造(関数)は普遍であると以前指摘しましたが、役者が変わっているだけで、人生劇場の演目は変わりません。

諸行無常であり、かつオリジナルが無い、諸法無我なのです。

この無意味な人生を渡っていくには、どうすれば良いのでしょうか?

一つには、もう馬鹿馬鹿しいからこの無限螺旋ループを辞めるというのも手です。
とっとと、解脱すれば問題解決です。

もう一つは、まだ、世界に未練がある場合は、開運してのうのうと暮らすことです。

開運方法の陰徳も古代から変わりません。
時代的な価値観は変わっても大本の原理は普遍です。
因果応報の原則に従い、他人に陰徳を積めば、自分が開運します。

そして、この開運も古代からやっているループです。





















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