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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。
悪→苦パターン
さて、楽になると人間、無明が生じてきて、そして悪になります。
そうすると、因果応報で苦が生じます。
要するに、悪いことすると自業自得で不幸になってしまうということです。
本来なら、善→楽で、無明にならずにまた善→楽のループに行けばいいのですが、なにせ、諸行無常ですので、ついうっかりと、また無明から悪→苦のループに入ってしまうのです。
人間は、暑さ過ぎれば忘れる生き物で、特に輪廻のリセットの生まれ変わりがあれば、悪→苦のループだったころを忘れてしまいます。
一端、悪→苦のループに入ると、余裕が無いため、延々とこのループを形成してしまいます。
※貧困やスラムから抜け出せないなど。
逆に、楽であれば余裕があるので、時間も金も使えますので、陰徳が積みやすいのです。
※逆に、悪をすれば権力があるので、業も大きくなりやすいという欠点もある。
とは言え、人生、何が起きるかわかりません。
やってしまったものは仕方がありません。
業は消せないので、因果応報を受けるしかありません。
色々と事情はあるでしょうが、悪事をやってしまって、因果応報で苦が来訪してしまった場合を考えてみましょう。
困ったことに、この時には、すでに過去の時間軸において、悪行をやってしまっているので、現在、不幸になっています。
病気、頭の悪さ、貧困、親がクズ、社会や国がクズなどなど・・・。
明らかにマイナスの状態からの人生スタートや人生途中からの不幸があると、それだけで人生ゲンナリします。
まあ、とは言え、(悪行を)やってしまったものは仕方が無いのです。
悪いのは己の前世なので、文句を言っても仕方がありません。
幸い、今、マジでどうしようもない地獄(比喩じゃなくて六道のマジの地獄)ではなく、こうして豊河の駄ブログを読むだけの余裕がある状態です。
つまり、今こうしてのんきにブログ見てるだけのぬるい業なのです。
もしくは、もう、前前世で悪行をやって、前世で地獄に落ちて、今生は地獄から登ってきた状態です。
地獄に比べればヌルいヌルいヌルヌルゲーです。
なんとかこうにかなります。
次回は、ここらへんを考えてみましょう。
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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。
功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く
十善に相当する行為
◯一民害を除く。
無明→悪の防止策
前回、無明→悪の流れを見ていきましたが、そもそも、自然の流れに逆らうことこそ、万物の霊長の人間の本質があります。
というか、楽→無明の時点で、すでにそこでツッコミを入れる必要があります。
本来ならこの時点で止めなければなりません。
人間は全生物の中で、唯一、経験の上位の歴史から学ぶことの出来る生物です。
幾多の古典聖典経典や聖賢君子の教示があるのですから、その歴史的データの蓄積から来る、叡智を継承出来るのです。
※このブログみたいな存在もその一端です。
さて、楽(幸運、幸福、快楽)が来たら、まずは疑うべきです。
「これは・・・!、罠だ・・・!」と。
よく、不幸な人は、幸福を信じることが出来ず、不幸な状態に戻ると安心するとかディスられてる人の心理によく似てるような気がしますが、細かいことは気にしてはいけません。
そもそも、幸運は、因果応報による、過去の善業の結果なのです。
無駄に福運を消費しているのです。
騙されてはいけません。
要するに、特典ポイントを貯めていたのに、それを無理に消費しているのです。
特に、現代日本のような人類史でも屈指の極楽生活をしている我々、日本人はそれが当たり前であるという、無明の認識をしてはいけません。
つい前世紀には、アメ公が日本に空爆していたのです。
今だって、生まれる緯度経度がちょっとズレていたら、北朝鮮でマスゲームしていたのです。
騙されてはいけません。
安全、食料が完備されている現代は人類史の中でも極楽浄土なのです。
皆さんは、前世で凄まじい善業を積み重ねてきたから、アフリカの飢えている子どもたちを尻目に、今の日本でのうのうと暮らしているのです。
さて、そういう認識を持っていたところで、問題は、福分のその特典ポインがどのくらいあるか、ブラックボックスであるということです。
今生で切れるのか、明日には切れるのかわかったものではありません。
明日、福分が尽きて、トラックに跳ねられるかも知れません。
大切なのは、投資や貯金と同じく、現状の福分ポイントの量を増やすことです。
まあ、もしかして、前世の貯めた善業からの福分ポイントが半端なくあり、三世くらいのうのうと生きていけるかも知れませんが、なにぶん業のストックは、ブラックボックスなので、リスク管理としては除外したほうが良いでしょう。
この、一見、徳を金と混同するバカバカしい考えは、実は想像を絶する叡智なのです。
だって、これで楽→無明→悪の流れから解脱することが出来るからです。
幸福になるとそれが当たり前の話となり、疑問にも思いません。
しかし、皆さんはここまで読まれたので、この状態(今のみなさんののんきな人生)が、凄まじく恵まれたものだということを知っています。
今の状態ですら、猛烈に過去に貯めた善業ポイントを消費しまくっているのです。
わかりやすくいえば、ドラクエでバリアの上をバリバリ歩いて猛烈にHPを減らしているようなものです。
※宗教をドラクエで例える斬新な説法。
無明とは文字通り真理の叡智に昏い状態です。
真理とは釈迦が喝破した、
諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静の真理です。
因果応報もその一つです。
早い話が、今の生活、過去の善業を猛烈に消費している今ののんべんだらりとした生活は諸行無常なのです。
「楽」状態で、「無明」に陥ってはいけません。
ましてや、「悪」に移行するのはもっと悪手です。
「楽」状態の時に、「無明」にならないように心得る必要があります。
「楽」→「善」→「楽」→「善」の無限のインフレスパイラルのループになればOKです。
あとは善業による陰徳を積み重ねて死後に、神を目指すなり、輪廻からの解脱を考えたりと、好きなルートが選べます。
結局、ビジネスと同じで、肝は、始めのタネ銭をいかに用意するかが全てです。
タネ銭が用意できればあとは投資や商売で倍々ゲームに増やしていけるのです。
陰徳も同じで、まずは、運命を転換し、プラスの状態にもっていくことです。
そうすれば、あとは、油断せずに慢心せずに堕落せずに、陰徳を積んでいき、寄付や布施を止めなければいいのです。
で、とは言え、五行は、自然の流れなので、道を踏み外して、楽→無明→悪のルートに入ってしまうこともあります。
次回は、悪→苦のパターンを見ていきましょう。