2019年6月8日土曜日

五行と陰徳⑦ 善→楽パターン










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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。

前回の復習


因果論と五行論の悪魔合体の続きです。

前回、こんな感じで悪魔合体いたしました。





因果論だけの五行論の抽出をすると、こんな感じにすっきりできます。






さて、こんな感じの悪魔合体ですが、だから何だというのか?
という、ツッコミが皆様から当然、出てきます。

これが何の役に立つのか?

もちろん、特に考えていません(てきとう)。

なにせ、五行論は、中国文化圏で世界のシステムの科学的な古代思想ですので、それに因果論をぶっこんで見れば、何か、陰徳的に役に立つものが出来るのではないか?という、ただの実験です。

豊河の思考実験ですので、何も得なかったとしても、別に誰も困りません。

困るのは、この駄ブログの駄文を読んで、時間を無駄に過ごした皆さんですので、豊河は別に困らないのです(無責任)。



パターン


さて、この因果的五行論ですが、見るべきところは、各々の五行の関係性です。

例えば、元の五行論でしたら、木が右隣の火で燃えるという関係性から、木が材料の元で火が結果です。
人間関係で言えば、このような右回りの関係性は、相生と言って、生み出すものと生み出されるものの関係。親と子です。

それに対して、中の五芒星は、相尅と言って、喧嘩する中です。攻撃する側とされる側と言っていいかも知れません。
例えば、木と金は、金属が木を切り倒すと言った関係です。

この五行論には同等の関係性というものは無いので、これが東洋人の平等性や民主主義の発達の無さの元ネタではないか?とも思えます。

まあ、それはともかく、何か、陰徳的に見る業の理論で何か見るべき理論が五行論で発見出来るかも知れません。

相生と相尅の5つ×2の10パターンを、一つずつ見てみましょう





善→楽パターン
五行論の外側の円周は相生と言って、生まれる関係です。

親が子を産むように、前の五行が次の五行を生みます。
もう一度、木火土金水の図を上にスクロールして見てみましょう。

善から楽の位置は、木から火です。春から夏になるように、木は火の材料となります。

木は火を生み、火のエネルギー源が木です。
ちなみに、このまま一周するとまた木に戻ってきます。
自然界の四季や一日を模しているのです。

このループが地球の自転や公転、ミクロの原子や分子などと同じ回転構造、らせん構造なのは、前々から記事で指摘しているとおりです。

世界の一切は回転しているのです。

さて、話がずれましたが、木から火、善から楽について考えてみましょう。

もともと、五行論をいかに道徳原理に応用するか?陰徳の役に立つか検証してみようという話でした。

善から楽が生まれるとはどういうことでしょうか?

まあ、これは簡単です。

と言うより、木火土金水で土が入らない、木火金水の流れは、今まで言ったように四季の流れで、因果応報で説明していますので、土が入らなければ、普通に理屈で説明できます。



善行(徳行)が、因果応報で楽(開運)を生み、楽になると傲慢になったり権力者になったりして悪を為してしまう。

その結果、因果応報で苦しみが生まれる。
苦しむと、弱者の心を知り、反省して宗教に救いを求め、善に立ち返り、善行を実施し、開運する・・・という、ループです。

六道で言うと、天界、人道界から、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道と、上から下まで業(カルマ)によってぐるぐる回っているという輪廻のシステムです。

まあ、ここは、特に理論に問題は無いでしょう。