2017年4月30日日曜日

【陰隲録】功過格表63 報われない奴隷という才能がある人はどうすればよいのだろうか? 三十善 出家神職帰依させよう①




このブログの全体地図はこちら
はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)

なお、皆さんの記事の感想大募集です。
陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。
記事下のコメント欄や、メッセージやメールで、お気軽にどうぞ。

その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。

【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】のシリーズ記事一覧はこちら




功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

三十善に相当する

一人の受戒弟子を度す。



新章突入!
(ほんとは章でも何でもないのですのが前回までの無職の項の連載長かったので何となく)

今日から新しい条項です。
今までは、50ポイントプラスでしたが、30ポイントプラスの項です。


【人事】


一人の受戒弟子を度す。


基本的に、宗教は人が媒体します。
もちろん、経典とか教会インフラとかもありますが、仏法僧の三宝と言うように、媒介としては人が重要なのです。

絶対神ヤハウェですら、自分自身の教えを広めるのに、人(預言者)を使います。
そのため、正法の後継者を作るのは、結構重要な事です。
30ポイントプラスということも頷けます。

なお、ここで言う受戒弟子というのは、布教による信者獲得というよりは、もうプロの出家レベルの話になります。
新興宗教なら在家ではなくて、もう全財産寄付して、本部に24時間勤務するプロのレベルですね。
普通の布教勧誘だと、別項にあって、もっとポイントは下がります。

もちろん、実際に自分の弟子を作らなきゃということでもありません。
受戒や出家には色々とお金やマンパワーがかかるのでその整備や事務や寄付なども、十分この戒律にかかるでしょう。

もっと言えば、宗教的な組織だけのことではなく、世界の善に寄与する正法ということで、学校教育や資格に関わる同様のことも範囲内ではないかと思います。

結局、人を作るというのが一番難しいのです。

この人を作るというのは、個人の資質もさることながら環境や社会のシステムとの相性もあります。

どんなに個人の資質が優れていても、時代が合わなければ世に出ないなんてことはざらです。

嚢中の錐という言葉がありますが、特定の環境でしか才能を発揮できないというパターンは往々にしてあるのです。

人殺しの才能は、戦乱の時代でないと宝の持ち腐れです。
平和な時代には狩猟者か犯罪者にしかなれません。

適材適所に、個人の才能を輝かせる場所に置いてこそ、個人も周りも幸せになります。

その意味で、この項は、先の無職の項と同じく、人事関連の陰徳と言えます。
その人の才能を見抜いて、その人が一番光り輝く場所に置いてやる、その手伝いこそが陰徳になると言えましょう。

もちろん、可能性として、本人の資質がどうしようもなく、単純作業の奴隷にしか場所が無いという場合があります。
奴隷が天命であると。

その場合は、開運しかありません。
奴隷が天命であっても、開運することによって、高級奴隷になれるかも知れません。

ローマなどの高級奴隷は一般に、一般市民よりも遥かに待遇が良かった例があります。
このくらいになれば奴隷かどうかはもうあまり関係がありません。
本人の希望次第で奴隷をやめて市民や貴族の身分を手に入れて、そのまま今まで通り、管理職になることも可能です。

スタート地点は、前世の因果応報か、神の適当なパラメータ分配かわかりません。
しかし、ポーカーと同じで、配られたカードで人生をスタートするしかないのです。
陰徳によって良いカードを揃え、人生に勝利することも出来ます。
ぜひ、頑張って勝利して下さい。

次回以降も、この項でまたダラダラと話をしてきますが、たぶん無職の項よりもそんなに話ことは無いはずです。
(たぶん)














0 件のコメント:

コメントを投稿