2017年8月9日水曜日

【陰隲録】功過格表126 汚れつちまった悲しみに 十善 いい人を紹介しよう③











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功格五十条(善行のプラス50項目)

・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

十善に相当する行為
◯一有徳人を薦引す



勇者


推薦するというのは、逆を見れば、推薦される人間がいるということです。
少なくとも、推薦されない人間に比べて、その人間は能力か人格かコネかの「徳」があるわけなのです。

エジプトのピラミッドは、三角錐です。
数千年の時を経た建造物は、そのまま人間の世界の実相を表しています。

上に行ける人間は全体に比べて、少数なのです。
会社に例えれば、平社員が一番多く、課長、部長・・・と上がっていく内にどんどん数が減っていき、社長はたった一人です。

もっと言えば、推薦される人間(人間以外も)は、選ばれし者なのです。

世界を救う勇者も、学級委員に選ばれる眼鏡っ娘も、本質的には同じ選ばれし者なのです。



ストレス比例の法則


この選ばれし者は、能力や人格やコネなどで決まります。
その地位にふさわしいパラメータがあれば、推薦されます。

地位が上がれば、収入が上がります。
当然、本人にとって喜ばしいことです。
日本はまだ中流意識が残っていますが、上層と下層しか無い国家システムというのは、世界に存在しています。

天上人と奴隷しか無い国は、人類の歴史では珍しくありません。
平民が、衣食住が確保出来ているというのは、それだけ国が豊かな証拠です。

一般に、地位が上がれば激務になることが多いのです。
もちろん、のうのうとしている寄生虫もいますが、基本は、激務やストレスが地位に比例します。
※自殺率が一番高い職業は社長です。

しかし、ストレスの高い上の地位にはつきたくない。
のうのうと下っ端でくらしたいというのは、豊かな社会の証拠です。

よく、中国古典で、出世とか俗世にあくせすせず、のうのうと世渡りせよという思想がありますが、彼らは科挙にうかっている士大夫ですので、今風に言えば、中央省庁の出世レースに参加せずに、天下り企業でのうのうと不労所得したいくらいの意味です。

庶民から見れば、十分天上人です。

要するに出世というのは、会社内にしろ、自営にしろ、本人にとって良いことなのです。
日本も相当格差社会になってきましたので、中流が維持できなくなり、少数の上層以外は仮想に転落する危険性が出てきた昨今、この問題は、それなりに重要性を帯びています。



汚れ役


しかし、実際のところ、
下っ端は自分のことだけ考えていればいいですが、上にたつものは集団のことを考えなければいけません。

自分のことだけでせいいっぱいな無能な下っ端と違って、能力が問われるのはこのためです。
また、バックアップの助けてくれるコネも必要です。
※家柄が必要なのは、このためです。

さらに責任もあります。
不注意や運で失敗した場合、上に立つものは責任を取る必要があります。

下に責任を押し付ける剛の者も結構いますが、明確に悪行なので当然、マイナス陰徳になります。

そもそも、どうしても、上に立つものは組織維持のため、悪行をやらざるを得ないので、その分カルマが溜まるという欠点があるのです。

古代、神官や王は、神に捧げられた生贄というのは、このことを指しています。
全体や社会のために、地獄に堕ちる覚悟が必要なのです。

社会はどうしても汚れ役が必要です。
悪人を裁き、敵軍を殺す役割が必要です。
上に立つものは、それを命令しなければなりません。

地獄の鬼や人に不幸を与える悪魔は、汚れ役の善人なのです。
善人過ぎて、誰もやりたがらない汚れ役を涙を飲んでやっているのです。

地獄で、不景気な面をした悪人を拷問しなければならない彼らの労苦はいかばかりか?

世界を救うために、大量殺人鬼にならざるを得なかった勇者。
天下泰平のために、スパッとあらゆる旧弊を打ち壊して億万の怨嗟を一身に受けている英雄。
人類の進化の調整のために、天変地異を起こして、罪なき民を虐殺せざるを得なかった神々。

全て同じ類のむじなです。
彼らは、あまりに善人過ぎて、汚れ仕事を断れなかった生贄です。
自分は地獄に行くことを承知で、自分の手を血で染める自己犠牲の究極です。

これに比べれば、イエスや釈迦などは、善人レベルは相当下っ端なのです。
彼らは、自分の手を汚さず、生きている間も死後も、栄光の中で、崇められています。

真の善行、真の善人、真の自己犠牲は、必要悪をしている汚れ役です。
神々の中でも、最も、善の存在が、これらの汚れ役をやっているのです。

なお、全人類から悪人が一人もでなくなれば、これらの汚れ役は不要になります。
地獄に行く人がいなくなれば、閻魔も鬼も含めて地獄の労働者は仕事が無くてリストラです。

何で推薦の話が、いつのまにか、地獄のリストラの話になっているのか豊河もよくわかりませんが、まあ、要するに、私が言いたいことは、地獄に落ちるような陰徳ポイントだと、地獄の労働者に迷惑をかけるからやめましょうということですね。
陰徳を貯めて地獄に行くのを阻止するのです。

ちなみに、汚れ仕事の究極系は、トイレの神様の烏枢沙摩明王です。
もしかすると、あらゆる神仏の中で最も尊い存在かも知れません。
神仏は基本、不浄を嫌うので、その究極の汚れ仕事を受け持っているのです。
並大抵の自己犠牲精神ではありません。















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