2017年3月9日木曜日

【陰隲録】功過格表⑰ 催眠術で女の子にエロいことしたいという男の浪漫(犯罪) 五十善 家を絶やさないこと。⑧



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功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

五十善に相当する

○一嗣を延続す。



【後継者】


そもそも、親の因果が子に報いというのも、よくよく考えてみれば、因果的におかしな話です。

たしかに、社会上は親や先祖と自分は一体と見られます。
家族の不祥事で、まきぞえを食らうケースは世の中に多々あります。

また、家族の影響が一番受けやすいのも事実です。
理由は、単純に物理的な距離が近いからです。
子供などは、親の影響をモロに受けてしまいます。

しかし、因果応報理論から見れば、所詮、業は自分自身が負うものです。

親が悪人だったからって、何も悪い事をしていないのに、死後、子供の自分が地獄に行ったら、
閻魔大王に宣戦布告でもしないと気がすみません。
これこそ冤罪でしょう。

しかし、実際に家系の因縁や、国家の因縁、種族の因縁は何だかんだ言って、存在します。
これは、一体どうしたことでしょうか?

考えられるのは、単純に行って、その家系の因縁他、集団の因縁をしょいこむというのは、やはり個人の前世の業であろうと。

例えば、一族を祟っている鎌倉時代の怨霊に、ひどい目に会わされたとしましょう。
それは、自分が何も悪い事をやっていなかったのではなく、前世で何かした報いということです。
単純に、前世でこの怨霊に酷いことやった張本人が、子孫として生まれているとかそういう可能性もあります

この考えだったら何とか、辻褄が合います。
※そもそも、因果応報理論自体が存在しないという意見もありますが。

この結論は、要するに、先祖よりも自分の前世の方が、自分にダイレクトに関係があるということになります
元々、因果応報は個人の法則なのですから。

先祖などという、赤の他人(先祖ですが)よりも、やはり自分です。

そもそも、近代社会は、個人の自我を尊重する、というより宗教化してきたのです。
自我が神くらいの勢いです。

先祖の業を子孫が償うという、身分制、および差別理論は、問題外です。
原因を、先祖と比較するなら、まだ前世の方がマシなのです。

と、別に言葉にして論理化していなくても、現代人の考えは普通、先祖供養の話があると、無意識にでも、こう考えてしまいます。

自分に関係ない先祖よりも、自分に関係ある前世じゃね?と。

日本人は、みんな教養が高く、だいたいみんな考えることは一緒です。
そのため、先祖供養の時代は流行が廃れ、代わって台頭してきたのが、前世療法です。

言って見れば、先祖供養の後継者です。



【前世療法】


前世療法は、アメリカからの輸入ですので、寺社利権とは別のグループの利権かも知れません。
ただ新興宗教利権はつながっているかも知れませんが。

やり方自体は、催眠誘導です。

元々、西洋にはカウンセリングのノウハウがあり、催眠療法の伝統もありました。
対談して、クライアントが、リラックスして、セラピストが誘導するのは、フロイトの精神分析も同様です。

対話で内面心理を掘り下げていくというやり方は西洋の方に一日の長があります。
(というより日本には無い?)

※もしかすると、教会の懺悔室が元型なのかも知れません。
いや、適当に言ってますが。


前世療法は催眠の一種なので、やり方もほとんど一緒です。
クライアントがベッドにリラックスして寝て、セラピストの催眠誘導で深い催眠に入ります。

そして、前世の光景や風景やイベントを思い出す。
そして、当時のトラウマを浄化したり癒したりします。
ハイヤーセルフという上位の自我に、アドバイスを貰ったりします。

催眠と違うところは、所々に、スピリチュアル的な用語や概念が入っていることです。
まあ、あくまでも前世という非科学的な物ですので当然ですが・・・。

理不尽な先祖供養と違って、あくまで自分ですし、何より、浄化と学び(魂が向上のためとかそんな感じの)の癒しロードです。

先祖なんかもういりません。
これからの時代は前世なのです。
先祖供養から前世供養(療法)。
これが、ナウなヤングにバカ受け(死語)の、先祖供養イノベーション革命なのです。



【宗教の奥義】


ところが、この良いことづくめの催眠療法ですが、欠点もあります。

まず、信仰心というプラシーボ効果が仕える先祖供養と違って、権威付けが足りないため、プラシーボ効果が薄いと言う点が一つ目。

二つ目に、あくまでも催眠なので深度に個人差があるという点です。

基本、催眠などで面白いことになるのは、非暗示性が高い人、もっと言えば、才能がある人です。
こういう人は、他者催眠でも自己催眠でもかかりやすいので、色々と催眠を使った技術が使えます。

催眠は、マスターすれば相当なスキルになります。
元々、医療用にも使われていましたし、人を治す力があるということは、人を操作することも傷つけることも可能だということです。

自己啓発とも、近接分野なため、自分の能力の向上やストッパーの解除なども、簡単に出来ます。

プラシーボ効果の話を、お聞きになった方々も多いと思われます。
偽薬を使って患者が本物だと思って飲むと、実際に医療効果があると。
これも催眠の力なのです。

早い話が、もし催眠を完全に使えれば、天才だろうが、聖人だろうが何だってなれます。
彼らは所詮、脳の使い方が凡人と違っているだけです。
脳や体の構造自体は全く一緒です。

他人の催眠を操作出来れば、それこそ、足なえを立ち上がらせ、盲人の目を開かせることも可能でしょう。
催眠こそは、宗教の奥義であり、全てなのです。
(まあ同じことは薬物でも出来るのですが)

宗教的儀式や修行というのは、結局のところ、いかに深い催眠状態(変性意識状態)を喚起させるかという技術が全てです。

仏教の悟りを開くのにも、深い集中状態の三昧に入って、真理を観察しなければいけないのです。
結局、宗教の土台の条件なのです。

深い催眠状態で何をするのか、何を見るのかは宗教の宗派によって違います。

有神論の宗教なら神と対話するでしょうし、仏教なら真理を悟るのに使います。
祈祷が目的なら催眠状態でクライアントの問題を解決するのに使うでしょう。
雨乞いや霊的国防にも使われます。

前にも言いましたが、高い山の上に修行場や寺院があるのは、風水の目的の他には、酸素が薄くて変性意識状態に入りやすくするという目的もあります。


【キ◯ガイに刃物】

問題は、この催眠、前述したとおり、深度に個人差があることです。
まあ、高い非暗示性があるのは、10人に1人いればいいほうでしょう。

自己催眠も他者催眠も、どちらも才能がなければあまり効果はありません。
なお、自己催眠よりも、他者催眠の方が深く入れます。

とはいえ、才能などと言うものはやってみなくては、わからないものです。
たまたま、今、この文章を読んでおられる方々が、それにヒットする可能性もあります。
自己催眠や他者催眠を、試してみるのも一興でしょう。

大して効かなかったら、話のネタになるし、物凄く効いたら、大成功です。
他者催眠は、他人に深層心理をあずけるリスクがあるので、才能があると分かったら、自己催眠を極めて下さい。

開運など楽勝になるでしょう。

なお、前世療法は、あくまで催眠の一種なので、出てきたシーンが本当に前世かどうかは、保留にしておいた方がよいでしょう。

そうでなくても、催眠療法自体、子供の頃の虐待の記憶とか捏造されてしまい、一家崩壊などの悲劇がアメリカで訴訟沙汰になっているくらいです。

また、洗脳と極めて縁が深く、薬物の使用も兼ねて、危険な状態になる可能性もあります。
変性意識状態とも言いますが、催眠が深くなれば、容易に洗脳されてしまいます。

催眠は有用ですが、その辺の闇も知っておいた方がよいでしょう。

また、あえて言うなら、催眠は「力」の一つです。
金や成功や権力などと一緒です。
うかつに使ってはいけません。
他人の自由意志を妨げること、つまり悪事には使ってはいけません。

ここらへんの話は何度もしましたが、大事なことなので何度も申し上げます。
「力」は持つのに資格がいるのです。

そして、またまた今回も、終わらずに、次回に続きます。


2 件のコメント:

  1. 豊河さま「吉日開運パワー祝いの儀式」開催はまだですか?
    今まで参加出来なかったので次回開催を楽しみにしています。

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  2. 冥府魔道様

    管理人の豊河です。
    コメントありがとうございます。

    祝いの儀式は、中々日程が難しいですが、もしかしたら、3/21にやるかも知れません。
    その際は、前週に周知いたします。

    返信削除