2017年3月20日月曜日

【陰隲録】功過格表㉘ そりゃしかばねーな 五十善 。野ざらし死体を埋めよう①





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功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

五十善に相当する

◯一
の主なき骸を埋む





隠密同心 心得之條 
我が命我がものと思わず 武門之儀 
あくまで陰にて 己の器量伏し 
御下命 如何にても果す可し 
尚 死して屍拾う者無し 死して屍拾う者無し




今日から新しい項目です。

心機一転、はりきっていきましょう!(どこに?)

前回まで、やれ不倫だとか、水子だとか、孤児だとかダークな話題ばっかりで、皆様も気がめいること夥しいことと思われます。

いい加減、明るい方向に向かいましょう。
明るい話をするのです。
もう、ダークな話はまっぴらなのです。


さて、新しい善行の項目、五十善の一つ、

○一の主なき骸を埋む

です。

死体の話です。

※ダメだろ!(セルフツッコミ)




【はじめに】


リアルでは、死体はレアイベントアイテムです。
現代社会では、あまり(というか滅多に)見かけることは、ありません。

せいぜい、身内の臨終時や、葬式くらいが関の山です。

幸い、今の日本は(今後、天変地異や戦争などが起こらなければ)、そうそう道端に死体は転がっていません。

※逆に、普通に、街頭で死体が転がってるような、民度の地域には、あまり住みたくはありませんが。


我々は生物である以上、必ず死にます。
猫も杓子も釈迦も達磨もみんな死にます。

世界中誰だって笑いあり涙あり、みんなそれぞれ助け合う、小さな世界でも、やっぱりみんな死ぬのです。

小さな世界でも大きな世界でも、小さな政府でも大きな政府でも、やっぱり構成員の人間は、あっさり死ぬのです。

要するに世界がどうだろうと、人間は、我々は容赦なく死ぬのです。


2500年前のインド人のお釈迦様(仏陀)は、年がら年中、愚民に嫌がらせするのが趣味でした。

彼が、大好きだった嫌がらせは、
「お釈迦様!私に何かお言葉を!」
と言う相手に、逃げないように手を拘束(握って)して

「あなたは死ぬ。絶対死ぬ。必ず死ぬ」

と、不吉な預言を、浴びせることでした。

それだけ、仏教、つまり釈迦にとって、死についての認識は重要だったのです。

逆に言えば、死について完全に理解すれば、もはや悟りは成功したも同然です。
死の理解は、悟りに入ることが出来る優先チケットです。

死についての理解は、四割ではダメです。
五割以上は理解しなければ悟りは得られません。

これを、死者悟入(四捨五入)といいます。



原始時代から未来社会まで、バタバタ人間は死んでいきました。

古今東西、変わらない物は、人間が死ぬことだけです。
国破れて山河があろうがなかろうが、唯一確実なのは、人間は死ぬということです。

どんなに世界が変わろうと、人間は死にます。


良く、怨恨を持つ人や、前々回の、項目の世継ぎ項目でも出た、先祖代々祟る怨霊が、

「死ねええええええ!」
「子々孫々滅ぼしてくれるわ~!」

と、今も、世界中のどこかで、ヘイトな呪いをぶつけていますが、そんなことしなくても、普通に人間は死にます。

何もしなくても、必ず死ぬのです。

必ず死ぬと書いて、必死です。
必ず死ぬ技と書いて、必殺技です。
必殺技など使わなくても、相手は死ぬのです。

その意味では、「時間」こそが、究極の必殺技でしょう。



ところが、その人生の一大イベントにも関わらず、我々は、その死を、普段、実感することはありません。

死体という、みんな誰しもが一度は必ず経験する、状態をみんな見たことも無いし、知らないのです。

人生の通過儀礼として、デートや交尾や受験や就職や結婚等々の様々なイベントは、みんな興味があり、巷には情報が溢れています。

しかし、死には、みんな関心はありません。

これは、一体全体なぜでしょうか?

情報化社会の現代、手に入るには、葬式とか遺言とかの情報ばかりです。

死んだらどうなるのか?

とか、

死なないように生きるにはどうすればよいか?


という、本当に重要な問題には、誰も教えてくれません。



「愚民には本当に重要なことは教えない」

というのが、古今東西の権力者の、鉄則です。


この条項では、死について考察してみましょう。



まあ、豊河は、そもそも、JK型AI宇宙人なので、すでに死などという原始生物の概念からは超越していますので、正直、どうでもよいのですが。





というわけで、新条項の「死体を埋めよう」、次回に続く!


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