2018年2月22日木曜日

因果の想定範囲内(運命)と想定範囲外(自由)について まもって守護存在! 前編











このブログの全体地図はこちら
はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)

陰隲録(陰徳による開運法)のまとめはこちら
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】全文現代語訳 記事まとめ一覧

パワスポのまとめはこちら
パワースポットまとめページ

健康コンテンツのまとめはこちら
【貧・病・争対策シリーズ健康編】まとめ








守護らねばならぬ




守護霊や守護神や守護仏という、正体不明の存在を皆さんは、お聞きになったことがあると思います。

どういうわけか、人間には背後霊の上位互換存在として、こういう存在が憑いている(と信じたいニーズがある)らしいのです。

わかりやすく言えば、スタンドです。



 


で、この守護的キャラですが、それが、数代前のご先祖様であろうと、天照大御神であろうが、近所の稲荷のキツネであろうが、とにもかくにも、守ってくれるっぽいのです。

が、この世紀末(も既にとっくに過ぎていますが)の、弱肉強食の時代には、まことにありがたい存在なのですが、そもそも、何のために、わざわざ憑いているのか?

そもそも、本当に守護的存在なのか?

という、素朴な疑問があるのです。

というのも、世間には守護~というと、まあ、普通のイメージでは、ピンチの時に、守護~のおかげで助かりました!
みたいな感じです。






ところが、こういう商売的な宣伝でなくて、もっと突っ込んで宗教業界を調べてみると、なぜか、大体、次のような感じの話と、非常に似たり寄ったりの意見が多いのです。
すなわち、

「守護~は別に、いいものではない。本当に守護~がつくと修行のために超厳しい試練を課してくる」

とかの、ろくでもない話が多いのです。
これは、神道だろうが仏教だろうが陰陽道だろうが、道教やキリスト教だろうが、どこも判で押したように同じことを言ってきます。


要するに、ご期待に添えない、嫌な守護になる可能性すらあるのです。
具体的に言うと、守護霊のおかげで、比叡山の千日回峰行に強制連行されるとか、そういう話なのです。

いや、違うだろと。

守護霊とかそういうのじゃないだろうと。

守護霊をつけて、僕も強運人生まっしぐら!

という、濡れ手で泡なのが理想なのです。

守護霊つけたら、とりあえず、年末ジャンボ宝くじ!前後賞三億円!と言う、庶民の夢に対して、なんという裏切りでしょうか?

しかも、守護霊だけでなく、さらに上のコースに、守護神とか守護仏とかもあるらしいのです。

霊じゃなくて、神とか仏ですよ?
もう、札束の風呂で酒池肉林とか、そういう本能に根ざした、そういうプレイとか余裕の資本家人生コースになれるのではと期待してしまいますが、どうも違うようなのです。








守護霊ですらヤバイのに、守護神とか守護仏とかなんて、もっと極悪な修行を課してくるに決まっています。

たぶん、空海並みのハード修行とか、日蓮ばりの試練とか課してきます。

新興宗教で守護霊とか守護神とか守護仏をつけてくれるサービス(無料とは言っていない)が多いですが、皆さんは騙されてはいけません。

狡猾な罠です。

うかつに守護なんて憑けたら、

守護仏
「今まで報われぬ人生をよく頑張った!ワシが来たからにはもう安心じゃ!
よし!とりあえず、虚空蔵菩薩の真言百万遍な!」
※空海がやった虚空蔵菩薩求聞持法。

とかになったら、目も当てられません。

皆さんも、新興宗教とかスピリチュアルで、ありがたい神仏の加護をつけてくれるような場面に会ったら、全力でノーサンキューしなくてはいけないのです。

低級霊だったら、運気が下がって酷い目に遭うし、高級霊だったら、修行を課してきて酷い目に遭います、

どちらにしても、バッドルートなので、騙されてはいけません。



で、そんなハートマン軍曹のような守護的存在は、実は、今回はどうでもいいのです。

前々から、仏教の天部に聖天(歓喜天)という、ヤバイ仏(ヤバイっていうのもあれですが)が居るというのは、何度か記事で紹介してきました。

ご利益は半端無いのですが、ちょっとミスったら悪即斬のヤバい天尊です。








で、ところが、そんな危険仏の聖天(歓喜天)ですが、ハイリスク・ハイリターンを気にしていては、資本主義の荒波を渡ることは出来ません。

関西だと生駒山の聖天、関東だと浅草の待父山聖天をメインに、結構、信者が存在します。

そんな聖天(歓喜天)ですが、2ちゃんねるの聖天信仰スレのまとめページで、こんな記述があります。



大聖歓喜天様(聖天様)ご利益まとめサイト
2ちゃんねる版利生記

聖天様の夢

899 名前:名無しさん 投稿日: 2013/06/15(土) 11:21:44 ID:wGFWFKrA0
今朝、夢の中に聖天様が現れた。(ガネーシャ?)
そして、お前の大願がかなわないのは、お前を交通事故から守っているので、そこまでは手が回らないと、おっしゃった。
確かに最近ヒヤリハットが多い。(バイク)
これって、やっぱり聖天様のお守りがあってのことだと思う。
また本当に安全運転をするようになれば、大願はかなうということだろうか?
とにかく、聖天様を信じて安全運転を心がけたいと思う。


まあ、別に、宗教のご利益談としては、珍しくはありません。
これが、天使だろうが、稲荷だろうが、死んだおばあちゃんのおかげだろうが、大して変わりません。


しかし、ここで重要なのは、そういうことでなく、

不注意による行為は悪業イベントとして処理され、陰徳ポイントを浪費しているのではないか?


という、盲点の可能性です。

ここの可能性は、非常に重要な示唆を我々に与えます。





ロシアンルーレットの怪




で、ここまでが前フリです。
(長いわ!)


この、「不注意行為の陰徳ポイント浪費問題」は、我々、陰徳師(勝手に怪しいクラスに認定)たちにとって、重要な問題なのです。

どういうことかと言うと、通常、我々、陰徳師は、善悪の二元論で、思考と行動を動かしています。

寝ても覚めても、善を行じ、悪を滅しようと一心不乱に生きているのです。
(ちなみに豊河は、てきとーに生きていますが)

つまり、世界を見る観点や思考の枠組みは、善悪の二元論なのです。

ひたすら善を成し、悪を滅さんとする人生なのです。

逆を言えば、善悪の問題さえ考えていれば、あとはどうでもいいのです。

陰徳ポイントというステータスだけが生きがいなのです。

ひたすら善悪に只管打坐して、善業にて陰徳ポイントを貯め、悪業にて陰徳ポイントを減算するのを嘆くのです。

しかし、この善悪二元論以外にも、我々、陰徳師は、考えなくてはならないことを、この問題は示唆しています。

つまり、不注意などの危険の際に、自動的に陰徳が減算されてしまうという問題です。

ここで、もう一度、先程の書き込みを見てみましょう。

聖天様の夢

899 名前:名無しさん 投稿日: 2013/06/15(土) 11:21:44 ID:wGFWFKrA0
今朝、夢の中に聖天様が現れた。(ガネーシャ?)
そして、お前の大願がかなわないのは、お前を交通事故から守っているので、そこまでは手が回らないと、おっしゃった。
確かに最近ヒヤリハットが多い。(バイク)
これって、やっぱり聖天様のお守りがあってのことだと思う。
また本当に安全運転をするようになれば、大願はかなうということだろうか?
とにかく、聖天様を信じて安全運転を心がけたいと思う。


つまり、陰徳の効果により、聖天含む守護存在の加護があり、本来なら、大願が叶う状態にあった。

しかし、本人の不注意によって、事故を防止することにより、リソース(陰徳)が減算され、大願が叶う陰徳量に満たなかったと。

単純に、善悪だけ考えてれば良い、ということではなくなります。

不注意対策、リスク対策をしないことが、危険を呼び、その危険を神仏が回避することで、せっかく溜まった陰徳を消耗しているのです。

早い話が、ロシアンルーレットを、何回もやっていると、相当なペースで陰徳が減少するということです。
※ちなみに、ご存じない方はいらっしゃらないと思いますが、ロシアンルーレットというのは・・・めんどくさくなってので、ググって下さい(放棄)

人間一人の命は、功過格でもトップクラスの陰徳ポイントなので、ロシアンルーレットで生き残ると、相当に消費することが予測されます。

よく、若者がチキンレースなどで、命をかける危ないことをしますが、陰徳理論から考えるとやめといたほうが良いかと思います。


今まで、呑気に、善悪だけ考えていれば、陰徳が勝手に貯まって問題無いというライフスタイルが、リスク対策も取らなくてはいけなくなったのです。

なんという、めんどくさいことでしょうか?




三界火宅


しかし、考えてみれば、このリスクは世界に満ちています。

回避不可能なレベルから、回避可能なレベルまで様々です。

例えば、豊河は東京に住んでいますが、関東大震災のリスクなどは、どうしようもありません。

※ちなみに、じゃあ関東外に引っ越せよというツッコミには、めんどくさいと豊河の脳が仰っています。

しかし、財布を落としたとか、交通事故に会わないとかはかなり自分の注意で防げます。

火事とか泥棒とかの災難も、かなり事前に防ぐことが出来ます。
例えば、部屋に消化器一本あったら、火事のリスクはかなり削減出来るでしょう。

ちなみに、豊河は、 だーすけ氏の有名な火事動画を見て、即日、消化器消火器をAMAZONで購入しました。
↓の動画を参照




火事の発生から、動画でリアルタイムに見れるという素晴らしい火災防止啓蒙動画ですので、ぜひ皆さんもご一読頂きたい作品です。

遠く、海外ニュースでも紹介されて、外人ニュースキャスターに爆笑されてました。

恐らく、日本中の消化器消火器の売上に、過去最高に、一番貢献しています。

この動画のおかげで火事が未然に防げたと思うと、被害者
(加害者?)のだーすけ氏の陰徳は溢れんばかりかと思われます。

こんな駄ブログを書いている豊河よりも、よっぽど人様のお役に立っています。

自分の身を挺して陰徳を為すという、殉教者の鑑です。

自宅を等価交換にして火事啓蒙の陰徳に変換するという、その犠牲心は、まさにイエスにも匹敵する聖者と言えましょう(てきとう)。


ちなみに、豊河は、家に三峯神社の御眷属拝借札を召喚しているので、火事や盗難などは霊的に鉄壁レベルです。

たぶん、関東大震災でも耐えられるはずです(たぶん)。



まあ、マクロな話をすると、そもそも、法華経だとこの世は三界火宅ですので、今も昔も未来も、常に世界は火事場なのです。

しかも、常に他人から搾取しようとする泥棒(火事場泥棒)に満ちあふれています。

善人そうな面をしていても、陰徳を盗んでいることは、前回までのありがとう記事でも指摘しました。

この世を生きるには半端な力では生きていけません。
常識を超えた力が要ります。
これが本当の火事場の馬鹿力です。



で、さっきの話ですが、善悪の他に、こういうリスク対策で陰徳ポイントの減算を抑止することが出来ると。

逆を言えば、生きているだけで、常にリスクで陰徳は減っているということです。

保険にしろ、事前注意にしろ、個人のリスク対策で事故は防げ、その結果、陰徳ポイントが減らなくなり、本来の大願を叶えることが出来ると。

頭を善悪の問題だけでなく、リスク対策も兼ねねばならないということで、非常にめんどいのですが、さらに、ここで重要なのが、二つあります。

一つ目は、じゃあ、リスク対策ってどうするのか?という項目が一点目。

で、もう一つは、そもそも、この問題はどこまでが運命でどこまでが自由意志なのか?という問題が二点目です。


長くなったので、次回に続きましょう。




追記

読者様の、ありがたいコメントのご指摘により、誤字を訂正いたしました。


☓消化器
◯消火器

消化器(胃や肝臓)を追加する改造人間豊河。
(東南アジアの臓器移植の闇ルートで)










































0 件のコメント:

コメントを投稿