2018年11月29日木曜日

勝手に線引きする人間という生き物 時間編











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時間



で、前回、空間を勝手に人間は線引きするという話をしました。

しかし、体(空間)の区切りだけでなく、人間はもう一つの次元軸をも、勝手に分割しています。

それは時間です。

地球に勝手に空間軸の線を引いているのと、同様に、自然界に存在する時間というインフラを、人間は勝手に線引きしています。

過去・現在・未来という三段階の時間軸の線引きは、人間ならば、みんな勝手にやっています。

予定だのスケジュールだの、さらに詳細に分割しているのです。

そのくせ、勝手に、時間に遅れたりすると、やれ寝坊だの遅刻だの遅延だの、わめきはじめるのが人間です。

土地もそうですが、人間は何様なのでしょうか?

空間も時間も勝手に、人間が線引きしているのです。

空間の線引の理由は、前回、お話したように、体の枠があるからです。

空間的に限定されている体の枠があるからこそ、人間は空間に線引するのです。

要するに、自分(の体)に空間的に関係あるかどうかです。

自分と他人との領域に、人間は線引するのです。

では、時間軸を勝手に線引きするのはなぜでしょうか?

それも、同じです。

人間の自分の体の都合です。


サイクル


人間の体というのは、空間の限定であると同時に、時間の限定でもあります。

生物という枠組みの中では、どうしても、様々な生理のシステムに拘束されます。

例えば、人間は、一日に必ず、睡眠が要ります。
食事も必要です。
水が無ければ、3日で死んでしまいます。

このサイクルは、天体と連動していて、地球の自転の、朝昼晩が一日。
月の回転周期の一ヶ月。
地球の太陽公転の四季の一年。

それぞれに、人間の生理は対応しているのです。


そして、一番重要なのは、人間は、生老病死があり、みんな必ず死にますが、そのサイクルは、春夏秋冬に例えられます。

そして、春夏秋冬で等しく滅びる人間は、次から次へと、新しく生まれてきます。
そして、どんどん死んでいく。

さらに、大きな範囲の社会的組織も同様です。
家にしろ、企業にしろ、国にしろ、春夏秋冬で、どんどん生まれて、どんどん死んでいく。

よく、遺伝子や情報が子孫や社会に伝達されるから、永遠に生きるという話がありますが、しかし、自分自身が死ぬことには変わりません。

自然界もサイクルがあるように見えて、地球や太陽だっていつかは死にます(億年単位ですが)。

このように、時間も制限がある以上、細かくさらにスケジューリングするのは、当然です。

生存競争に生きるために、個人の予定から、マクロは、農耕の予定から、治水の予定まで、昔から、時間の管理は人類にとって必要な物なのです。

永遠に生きるなら話は別ですが、期限がある以上、人類は一瞬たりともムダには出来ません。


完全体



今まで見た来たように、人間は、なぜ空間と時間を、勝手に区切るのか?

という問題は、結局、有限の体があるからです。

全知全能の体なら、ともかく、有限の体で、寿命も有限。

全知全能には程遠く、無知無能までは行きませんが、不完全知不完全能です。

で、実は今までが前フリなのですが、ここから、本題に入ります。

何かと言うと、要するに、人間は、上記したように、不完全な存在です。

故に、完全を求めます。

有限の存在だからこそ、無限を求める。

そういう存在なのです。

なまじ、知能があるからこそ、自分が不完全、有限だということに、気づいてしまったのです。

人類の苦悩と宗教はここから始まります。


で、また次回に続きます。


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