2019年3月29日金曜日

五行と陰徳② 五行論の基礎知識











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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。



前回のあらすじ


五行論は前回、説明させて頂きました。

よくわからない方は、適当にググって下さい(投げやり)。

ググれば、五行の画像とか出てきますので、図とか見た方がわかりやすいでしょう。

さて、五行論は古代の思考方法なので、世界を勝手に特定の数字で分類したものです。

別に、5でも7でも9でも何でもいいのです。
易の、八卦の二乗の64卦でも何でもいいのです。

はじめに数字を決めて、それに世界を分割するのです。

これは、一つ一つの元素を見つけて帰納的に積み上げる現代科学とは真逆の思考法です。
逆の演繹法です。

あらかじめ数字を決めて、世界を分割するのです。

どんなものでも、ぽいぽい数字で世界を分割したカテゴリに入れてしまうのです。

例えば、陰陽の2パターンにわけたら、世界の目につくなんでもかんでも、陰陽の2パターンに分割してしまいます。

猫も杓子も釈迦もダルマもなんでもかんでも、陰陽に分割してしまうのです。

で、五行論も同じです。

ゼロや一の無極や太極は別として、人間の頭は、もっと細かい数字でないと認識出来ません。

陰と陽の2パターンからスタートします。
陰陽は、男と女や、生や死、善と悪などのように、人間に認識しやすい分類です。

で、これをさらに分割すると、四パターンが出来ます。

陰陽の2つだけだと動きが無いので、この2つの動きを考えるのです。

一年を分割した春夏秋冬などがそれです。

陽の極みである熱い夏と、陰の極みである冬が陰陽です。
そのまま、生と死の陰陽の連想は容易でしょう。

また、昼と夜でもよいです。
24時間を12時間で区切った形です。

熱いか寒いか、明るいか暗いかの陰陽です。


この陰陽ですが、春夏秋冬も朝昼も時間軸で変化します。

暑い夏も、だんだん寒くなり、秋を経て、冬になります。
冬になっても、だんだん暖かくなって春になり、また夏になります。

要するに、夏と冬の温度の極端な陰陽は、お互いの極に移動するのです。

そして、その途中に春と秋があります。

円を描いて、上に陽の頂点の夏、下に陰の底辺の冬。
時計回りで右側に下りの秋、左側に上りの春を描くとわかりやすいでしょう。


ちなみに、図にするほどのことでは、ありませんが、こんな感じですね。

これで世界が陰陽の2つから、4つに別れました。

春夏秋冬の間には、曖昧な中間の段階、土用の時期が入ります。

一日で言えば、夕方みたいな明るいのか暗いのか中途半端な時間帯ですね。

あと、これはそのまま、東西南北の方位にも分類出来るので、中央の位置も入れれば、五元素、五行になります。





で、春夏秋冬が、一番わかりやすいのですが、一応、このご分類の代表名が、木火土金水です。

わかりやすいように、それぞれの色も決まってます。
例えば、木が東で春で青です。
青春とかの元ネタはこれですね。




で、ここらへんが基本で、後は応用です。
五分類で世界をわけたので、あとは何でもかんでも、この五グループにポイポイ入れていけばいいのです。

例えば、トマトは赤いから火属性だなとか(違いますが)。



さらに、上記は五行ですが、実質的に真ん中の土はお飾りで、実質的に春夏秋冬の四元素です。

しかも、対向の元素同士の関係もわかりにくいです。

そのため、五行を五芒星の形に並べ直して、全部の関係性も表示したのが、我々が五行論としてよく見る、この図です。

陰陽師が使ってるやつですね。





これなら、お互いの関係性がよくわかります。
外側の円は相生で産む関係、中の五芒星は、相剋で攻撃する関係です。


四元素よりも五元素の五行にすることで、お互いの関係性のパターンが一気に増えました。
世の中の五行がこうして、ゴチャゴチャ関係しあっているわけです。

内臓の一つひとつがどの五行に属していて、それに対処するには、この五行とかそういう関連ですね。

人間関係でも世の中の全てがこれで解説出来ます。

まあ、もっとよく知りたい方は、ググって下さい(放棄)。



倫理


さて、ググれというわりに、長々と解説してますが、このブログは陰徳を推奨しているので、五行は実はどうでも良いのです。

その中でも、一番、重要なものは倫理項目です。

人間の持つ重要な徳性も、五分類にわけることが出来ます。

これが、よく言われる、仁義礼智信の五常の徳目です。

だから、何だというツッコミがあるでしょうが、要するに、この五行論を使えば、自分にどの五行(倫理)が抜けていて、どうすればいいのかというのが、わかるということです。

つまり、陰徳に役に立つのです。

陰陽師は五行を使って世の中を操作しますが、陰徳師の我々は、世の中の全ては陰徳ですので、五行はツールの一つに過ぎません。

包丁を殺人に使うか料理に使うかは所詮、人間のさじ加減一つです。

五行論も同じです。

五行論や他の古代思想のカテライズは所詮、ツールに過ぎません。
ぶっちゃけ、元素表記のようなものです。

五行論を使って、何か現実世界を五行で操作しようとするのが、術数です(漢方とかも実は同じです)。

しかし、それが成功するか否かと言うのは、因果のカルマ次第です。
要するに、本人の陰徳ポイントのあるなしです。

どんな深遠な術数や秘宝を持っても、本人の業が無ければ、宝の持ち腐れなのです。

だから、どんな術数も所詮、ツールに過ぎないのです。

というわけで、五行論の倫理工程に入って陰徳に応用しましょう。

次回に続く!







































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