2019年3月3日日曜日

【陰隲録】功過格表185 十善 公共のために良いことをしよう⑥ 森羅万象は薬なり











このブログの全体地図はこちら
はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)

陰隲録(陰徳による開運法)のまとめはこちら
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】全文現代語訳 記事まとめ一覧

パワスポのまとめはこちら
パワースポットまとめページ

健康コンテンツのまとめはこちら
【貧・病・争対策シリーズ健康編】まとめ





なお、皆さんの記事の感想大募集です。
陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。
記事下のコメント欄や、メッセージやメールで、お気軽にどうぞ。

その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。






功格五十条(善行のプラス50項目)

・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く


十善に相当する行為

◯一民害を除く。








世の中をつらうら眺めていると、一つの真理として、本当にナチュナルで害になるような物(者も)というのは存在しません。

前回、異物を取り除く西洋的な外科手術的な発想とは別に、東洋的な調和の話をすると言いました。

で、この話なのですが、ぶっちゃけて言えば、善だの悪だの害だの利だの、デフォルトでナチュナルな状態では存在しません。

全ては、人間がからんだ、相対的な関係の中でしか存在しないのです。

ちなみに、これを仏教の空性(の基本的な解釈の一つ)と言います。

異物を取り除くのもそれはそれで良いことですが、それが物質ならともかく、人間ならば更生の機会を与えなければいけません。

どうせなら、もう一歩進んで、適材適所ではなかったと考えましょう。

インド医学のアーユルヴェーダの、古典的な最終試験の話は、以前もしましたが、

「ここから一里四方にある物で、薬にならないものを持ってこい」

というものです。

そして、全部、薬に見えてしまって、何も持ち帰られなかったら、試験は合格です。

森羅万象、あらゆる物は薬になるのです。

そして、それを可能にするのは智慧なのです。

昭和天皇は、「雑草という草はありません」という名台詞を仰っていましたが、それの精神です。





0 件のコメント:

コメントを投稿