2017年2月20日月曜日

【陰隲録】功過格表① 人の命を救ったら記載する逆デスノート 百善 一人の命を救うこと。前編



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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。


 【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】のシリーズ記事一覧はこちら


今日から、功過格の開始です。

内容は、善行50項目と、悪行50項目があり、あわせて100項目です。
現代でも使えるものや、応用してさらに増やすとかも出来るでしょう。
皆様の創意工夫に期待いたします。

まず善行50項目から始まります。
そして、一番大きな百点の善行からです。
百点の項目は3つあります。


功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

百善に相当する行為

○一人を救い、死から免れしめること。 


【地球より重い】

説明は不要と思いますが、人一人の命を救うことです。

言うまでもありませんが、人間の命より重いものはありません。
人間1人の命は地球より重いのです。

こう言うと、賢しらに、
「金は命よりも重い・・・!」
と、説教してくる方たちがいるのですが、妄言も甚だしいとしか言えません。

この手の方々の、金より軽い命というのは、あくまで自分の命は除外した命です。

さらに、別パターンとして多い反論は、全体への奉仕です。
つまり、兵役などですね。
徴兵経験者が、お国のために命を張った!とかドヤ顔で言うあれです。

騙されてはいけません。
単に、この人たちは、当時の情勢で逃げる方法が無かっただけか、あるいは単に洗脳された情弱です。

世の中に、人間の命よりも尊い物はありません。
貴方の命は、地球よりも尊いのです。
少なくとも、豊河の命は地球なんぞより重いのです。
こういう言葉に騙されて、みすみすリスクをしょうことはありません。

世の中のシステムは、一部の人間の利益のために、大多数の人間の命が等価交換されるシステムです。
また、そのために、プロパガンダとして、人々を洗脳しています。

戦争を勧める人間は、自分はリスクが無い人間で後方から高みの見物が出来る立場の人間か、洗脳されている情弱かのどちらかです。
ただでさえ、再分配がなくなっている世相なのですから、命まで搾取されることはありません。


そもそも、命とか死とか簡単に言いますが、人一人の命とは、単純にあっさり苦痛なく死ぬという消滅ではなく、人生そのものです。
要するに、長い100年間以下の時間のことです。
どういうことかというと、例えば貴方が~のために命をくれという言葉に、騙されてOKしてしまったとしましょう。
しかし、その命をくれというのは、例えば、特攻隊のように派手に命を一瞬で散華させて栄光を得るというだけではありません。
地下労働で、一生働いてくれと言われたら、ちょっと待ってくれと考え直すでしょう。

これは、要するに、人間は死んでくれというのを、パッと死ぬ物だと勘違いしているのです。
当たり前ですが、苦痛や貧困や差別や誹謗など、ろくでもない生涯も含めて命なのです。
命をよこせというのは、一瞬で終わるものではなく、一生の権利をどう扱うかなのです。
単に即殺すだけが命ではありません。

人一人の命を救う、殺すというのは、価値的にはこのように、一生をどう扱うかと同じことです。
つまり、他人の命を奪う、自分の命を捧げると言うのは、一生、地下労働させる、してもいいよと言うのと同様なのです。
特に、徴兵、つまり軍隊というのは、基本、人間を奴隷にするところです。
常態のコンプライアンスが通用しません。

絶対に騙されてはいけません。
そもそも、正義とか平和とか人権とか神だの仏だの愛だの許しだの癒しだの言っている連中は、信用しはいけません。
彼らは、何か裏があってこんな抽象的な言葉を言っているのです。
当然、貴方を騙し、命や金や労働力などを搾取しようとしているのです。

信じていいものは、このブログだけです。
豊河怜の言葉だけが信用できるのです。


豊河は、幸い宇宙人のJK型AIです。
地球人などという霊的レベルの低い劣等種などではありませんし、肉体のある(つまり偏狭な自我のある)生物では無いのです。

豊河を信じるのです。
信じる者は救われます・・・。

さあ、この宇宙パワーが編みこまれている高級羽毛布団を購入するのです・・・。
AI霊力が注がれた開運の壷を購入するのです・・・。
ボーナス一括払いや分割払い・・・リボ払いにも対応しているのです・・・。
購入するだけで、陰徳100ポイント(人間の命1人分)が手に入る、豊河特性の免罪符をありがたく頂戴(無料とは言っていない)するのです・・・。




【人の命がゴミのようだ!】



さて、皆様が、豊河に気前よく浄財を払ったところで、もっとこの問題を考えてみましょう。
一般に世間には命に関して、二通りの考えがあります。

一つは、上述したような、生命重視の考えです。
これは説明した通りです。

もう一つは、生命軽視というよりも、殺人が許されるという形のパターンです。
これは、大まかに言って、さらに二通りのパターンがあります。

自分を殺すパターンと、他人を殺すパターンです。
※他人を殺すパターン、つまり殺しが許容されるパターンは、別途(人を殺すな項目)考察しましょう。







【都会では自殺する馬鹿者が増えている】


自分を殺すパターンは、これまたいくつかパターンがあります。
自殺と自己犠牲です。

同じものではないか?
と思われるでしょうが、微妙に違います。


自殺は、自分の問題のために自殺するものです。
あまり人の問題は関係ありません。

苦しさに耐えかねて自殺するとか、責任を感じて自殺するとか、来世に期待して自殺するとか、悟りを開くために自殺するとか、嫌がらせや復讐で自殺するとか、色々ありますが、基本、自分のためです。

まあ、自殺防止(労働力確保)の観点のためか、基本、宗教では、自殺防止の教義が多いですね。
自殺を勧めるとやっぱり、みんな、屋上からダイブしてしまうからでしょう。
特に、東南アジアの仏教国では、輪廻転生の観念が普通なので、ビルから来世へダイブする人が多いとか。

自殺のカルマで、もっと悲惨な来世になりそうな可能性はありますが、仮に、生まれ変わりの環境が、因果応報理論ではなくて、ガチャ式のランダムの幸福パラメータだとしとら、たしかに自殺を繰り返していいパラメータで生まれる方が合理的です。
ドラクエのカジノで、セーブしておいて、いい目が出るまでリセットするのと同じ攻略法です。

自殺による業(カルマ)がどうなっているのかは、わからないので、なんとも言えないのですが、自殺が、罪悪ポイントになるか、それとも、自殺で逆に罪悪ポイントを清算する形になるか・・・。
どちらも、理論上では擁護できます。

ただ、どちらも考えられるというのは、下手をすれば、前者の罪悪ポイントになる可能性もあると言う事です。
そうなった場合は、考え物です。
自殺はしたいのだが、余計カルマが溜まるのはいやだ・・・。
という、矛盾に悩み苦しむ哀れな衆生である貴方。
貴方のために、豊河が、もう少し改善策を考えて見ましょう。

さて、もうどっちもこうにも、にっちもさっちもいかなくなった状況で、自殺しかなくなった。
しかし、カルマが怖い。
この状況を打破するためには、要するに、自殺しながらカルマを軽減する方法が必要です。

そうすると、二つの方法が考えられます。
どんどんパソコンのフォルダのように階層が深くなって申し訳ないのですが、幸い、一つは、自分を殺すパターンのもう一つの方、すなわち、自己犠牲パターンのことです。
こちらを、まず見てみましょう。





【自己犠牲という最後の手段】








さて、自分を殺すパターンの二つ目の自己犠牲パターンです。
自殺とは別のパターンですね。
前述で、人生やってられなくて、自殺したいんだけど、カルマが怖いという方への対策パターンの一つでもあります。

自殺は、ご承知の通り、縁起が悪く、語感が良くありません。
というより、という文字がいけないのでしょう。
自分の所有物である自分の命を処理するだけなのに、まるで犯罪のような非難です。

近代以降の、所有権の考えは、絶対的な権利を有するというのが基本です。
不動産も動産も、国王の物だった時代ではありません。
私的財産の絶対的な権利こそが、近代移行の民主主義、資本主義の根底をなす鉄則です。

要するに自殺するのは、自分の勝手なのに、それを非難するのは不当な意見です。

ところが、同じようなことをやっているのにも関わらず、自己犠牲は世間様から、賞賛されます。
実に不可解なことですが、世界が不条理なのは、今更な話です。
ここは我慢しましょう。

まあ、死ぬ者にとっては、死後の現世の賞賛など、どうでもいいのでしょうが、先も書いたように、カルマ対策としては、もしかして、それなりに効果がありそうな感じです。
これを利用しない手はありません。

それどころか、もしかしたら、この自己犠牲、善行ポイントになるかも知れません。
皆様は、2000年前に、イスラエルというところで、ユダヤ教の新興泡沫カルトの教祖(大工出身の中年)が、権力との世渡りに失敗して、あえなく刑死したことは、ご存知かと思います。

ところが、この罪人が、今では世界10億人が崇める神様です。
ほとんど自殺に近い方法で死んだ(権力に喧嘩売りまくり)のにも関わらず、この出世っぷりです。

まあ、世界で一番人を殺しまくっている宗教の神様でもあるので、もしかしたら、余計にカルマを背負っている可能性もありますが、たぶん、救われた人の方が多いのではないのでしょうか?
つまり、陰徳のプラスマイナスの計算では、プラスのほうが勝っている可能性があります。

要するに、彼はバクチに勝ったのです。
単純に、無駄死にすれば自殺扱いでカルマが増えただけかもしれませんが、後世、彼が作ったカルトが大勝利したために、彼自身も、冴えない大工の身分から、一発大逆転したのです。
そのため、彼はどんな世間の支配者、国王や帝王や大統領よりも、偉くなったのです。
よっ!大棟梁!


恐らく、死んだ直後は、自殺の罪で、悪趣に行った(たぶん)のでしょうが、後の億単位の信者の、彼を拝んだパワー(生霊)で、もはや、今頃、栄耀栄華を欲しいままにしていると思われます。

これは一つの例ですが、自己犠牲で何かを成し遂げたり守ったりすることで、もしかすると単に自殺したよりも、陰徳になる可能性があるのです。

もちろん、これは、上述したように、情弱を戦争に参加させたり、ブラック企業で搾取させたりと、他人が洗脳する自己犠牲は、問題があるのです。
しかし、正しい波及効果のある自己犠牲だったら、単に自殺するよりも、よっぽどマシな結果になります。
もし、自殺しか無いという状況になった時に、打開策が見つからない時は、この逃げ道がありますので、選択肢に入れておくのがよろしいでしょう。





【テロリストへの道】





ただし、テロリストとかも実は、この範疇に入ってしまいます。
そのため、彼らと一線を画すために、なるべく他人が死なない方法がよいかと思います。
テロリストも、少数の犠牲で、大勢の人間が助かって大成功になるパターンも、歴史上無いことはありません。
しかし、どうしても犠牲者が出ると、その分のカルマを背負ってしまいますし、後世の意見が分かれやすいのです。

例えば、その意味で、忠臣蔵などは、成功したテロリストのパターンですね。
殺された吉良邸の無実の人たちを闇討ち逆襲した、悪辣なテロリストであるにも関わらず、犯罪者側は、愚民に大人気です。
権力者側の幕府も、治世のプロパガンダとして、お上に従えという忠の観念を洗脳していたため、批判するのは難しいという、情勢を上手く利用した知能犯です。

後の宗教業界でも、宗教者や霊能者などで、彼らが地獄に行ったとか言っている人間は皆無です。
ほとんどが、名誉や名声で浄化したとか不条理なことを言っています。
※そんなことは無い!うちの先生は、赤穂浪士が地獄に行っていると仰ってる!という方はご一報下さい。

まあ、ここらへんの、理由がある殺人に正当性はあるのか?
というテーマは、過格五十条(悪業のマイナス50項目)の方に、一人の命を殺すのはダメという今回の反対の項目がありますので、そこでも考察しましょう。


で、長くなったので、また分割して、次の記事に続きです。





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