このブログの全体地図はこちら
はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)なお、皆さんの記事の感想大募集です。
陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。
記事下のコメント欄や、メッセージやメールで、お気軽にどうぞ。
その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】のシリーズ記事一覧はこちら
功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く
五十善に相当する
◯一の倚るなきを収養す。
【渡る世間は銭ばかり】
現代の日本では、子育てにもコストがかかります。
昔日の、大家族で養育者の人数が多く、一人当たりの手間が少なく、かつ、教育費も低学歴(中卒レベル)で、社会に遠慮なく放り出せる時代とは違います。
実家から離れ、核家族した家庭では、片親に養育のリスクが大きくなり、かつ養育費も跳ね上がります。
中卒でもいいと考える親は少なく、可能なら大卒までいかせたいと考えるのが普通だからです。
この方針を実施すると、中層階級では、1人育てるだけでも、精一杯。
頑張っても2人までです。
しかし、この、戦後の中層階級の、マイホームに、2人の男女の子供という設計図は、今や、崩壊した中層と上層しか、可能出来ないのです。
ここに、少子化の原因と、養子の実施の難しさが存在します。
余談ですが、これは養子の隣接分野である、職人の内弟子制度にも、関連があります。
昔、甲州流や陰陽道の先生と話をしていて、その先生は子供がいらっしゃらなかったので、内弟子や養子をとって術を伝えれば良いと提案をしたところ、現代では金がかかって無理と言われました。
そういうせちがらい世相なわけです。
【お彼岸日和】
しかし、いつの時代でも、低所得層(かつ教養の低い層)は、後先を考えないので、遠慮なく子供を生みます。
そもそも、親が低学歴のため、子供を大学に行かせようとは思いません。
子供も勉強などしないので、高卒辺りから底辺の仕事を始めます。
困ったことに、貧乏人の子沢山という言葉の通り、まれに貧乏で大家族という意味不明な家庭も存在します。
貧乏だから娯楽が無くてセックスするしかない。そのため、子供がたくさんいるのか、それとも、子沢山だから貧乏なのか?
卵と鶏の論理ですが、まあ、普通に両者でしょう。
家族計画に失敗しているから貧乏なのでしょうし、失敗するような頭脳だから貧乏なだという双方向の因果律です。
およそ、進化上で、下等生物ほど、子供をたくさん産みます。
その方が生存率が上がるからです。
人間社会でも、途上国ほど多く子供を産み、先進国ほど少なく子供を産む傾向があります。
※逆に、全く子供が産めない種は、単に進化の遺伝子バトンリレーから脱落した負け犬なのですが・・・。
まあ、輪廻からの脱出を図る、我々にはどうでもよい話です(笑
よくテレビで、大家族の番組があります。
こんなに大家族なのに貧乏なのに頑張っている・・・と、視聴者に同情と共感の念をわかせようとしていますが、大抵の日本人は、
「いやいや、自分たちの意思で産んだんだろ・・・だから貧乏なんだろ」
とツッコミを入れながら、視聴していると思います。
※世間の皆様と豊河の意見が違っていたら、陳謝いたします。
しかし、逆を言えば、これだけの大家族でも、日本と言う豊かな国ならば、別に大卒とか贅沢を言わなければ、なんとかなってしまうということでもあります。
学費、食費、医療費、光熱費、衣服等々・・・。
1000万単位の金が動きます。
しかし、中卒程度の学歴で放り出すならば、普通に子沢山でも、何とかなります。
幸い、日本は、中層には厳しくても、弱者と強者には、甘い国です。
子供がたくさんいると言うことで、人頭税ならぬ人頭生活保護が貰えます。
下手をすると、中層よりも豊かに暮らしている世渡り上手な、ライフハックの疑いの可能性すらあります。
(わざと)生活保護でのうのうと暮らしている、賢い方々は、我々納税者のことを、「コヤシ(肥やし)という、美名をつけてくださっているそうです。
彼らは、労働のラットレースから脱出し、不労所得生活へ至ることが出来た、達成者なのです。
言わば、達人(アデプト)の境地へと至った方々なのです。
此岸から彼岸へと渡った方々です。
我々も彼らに習い、1日も早く、彼岸へと行かなければいけません。
そして、次のように名乗れるようになるのです。
我らは、輪廻のラットレースから脱出し、解脱阿羅漢果へ至ることが出来た、成就者なのです。
と。
【リアル有料ガチャゲーム】
さらに言えば、多産計画には、次の一発逆転のカードもあります。
子供は、スマフォのカードガチャと同じで、大抵は自分の遺伝子と同じレベルのノーマルカードしか生まれません。
めだかの子はめだかなのです。
しかし、そこは神が創りしガチャゲーの面目躍如です。
顧客に夢を見させないと、興行になりません。
愚民から金を搾り取るには、一部の大当たりの夢を見させなければいけないのです。
客寄せパンダがいないと、愚民は夢を見られません。
パチンコに大当たり台の客寄せパンダ役の台があるように、リアル人生ゲームのガチャゲーにも、天にまします地球オーナーの父は、たまにレアキャラを生まれさせます。
遺伝子に逆らった突然変異か隔世遺伝か、平凡な遺伝子から、優秀なレアキャラが大当たりすることがあるのです。
頭脳明晰、身体強健、容姿端麗、天賦強運・・・etc。
およそ、血のつながりが認められないようなレアキャラが、生まれることがあります。
愚かな親ですと、そのレアキャラも、豚に真珠、猫に小判ですが・・・。
そのまま、子供を潰してしまう可能性もあります。
しかし、順調に育てれば、老後の、大きなリターンを出すことが出来るのです。
男だったら、他の子供にかける予算を集約して、大学に行かせることも出来るし、器量よしの娘だったら、高く嫁ぎ先に売れます。
下手な鉄砲数撃てば当たるように、たくさん子供を生めば一人くらいはレアキャラが出るのです。
(出ない場合もありますが)
つまり、人生のライクハックの投資として、子供というのは、ガチャゲーのように、リターンが見込める投資対象なのです。
このリスク分散と、リターンがどれだけ見込めるかは、やはり本人の保有の徳によります。
やはり、ここらは陰徳でしかありません。
この陰隲録の本文でも、陰徳の結果、科挙に受かるだけでなく、子供や子孫の代で、高官が輩出された話は、いくつもあります。
積善の家に余慶あり、なのです。
とは言え、事情により子供が生めないような状況というのは存在します。
夫婦のどちらかが、不妊の原因であったり、かつパートナーを変更できない場合です。
この場合は、養子と言う手段になります。
次回は、これを考察してみましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿