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はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)
深大寺の歴史を見ると、まあ国宝の仏像のように、飛鳥時代奈良時代からの歴史があります。
で、そのころは、平安時代より前なので、天台宗とかはありませんでしたので、どうも法相宗(唯識とか)寺のようでした。
奈良仏教の法相宗は、唯識論(無意識の学問)の宗派ですが、
三蔵法師玄奘の宗派です。
三蔵法師は西遊記とかでも日本に馴染みが深いですが、一応説明しておくと、インドに経典を取りに行った人です。
孫悟空と猪八戒と沙悟浄の、けだものフレンズの名前は、日本人なら聞いたことのあると思います。
で、そのうちの沙悟浄のお堂が、深大寺にはあります。
もっとも沙悟浄というのは、西遊記の芸名ですので、仏としての名前は、深沙大王という名前です。
深大寺の名前の元ネタでもあります。
西遊記だと河童ですが、水神としての尊格です。
元々、深大寺の地は、水はけが良く、今でも、蕎麦の名所です。
湧水としても有名です。
まあ、悪く言えば、湿気が多いということです。
今は、かなり整備されて、清々しい感じですが、昔は、もっとジメッとしていた心霊スポットらしいです。
で、要するに、この地の神としての、存在ですね。
大抵の神社仏閣には、こういう地主の神が存在していますが、深大寺では、深沙大王が担当です。
お堂の裏手にも、でかい湧水があります。
まあ、地主とか地域のボスみたいな感じですので、深大寺に行ったら、こちらのお堂にも、挨拶に参拝しましょう。
中には深沙大王像がありますが、秘仏なので開扉されていません。
ちなみに、そのゴツい容姿に似合わず、縁結びの仏でもあります。
水神様なので、水に関わる、問題やお願いごとを頼むと良いかも知れません。
そして、なぜかある、大黒天と恵比寿象。
信徒の家にあったのを移転したとかなんとか。
大黒天は元々、お寺の食料状況を改善してくれる存在ですので、深大寺の景気にも貢献しているのかも知れません。
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