2017年8月24日木曜日

【陰隲録】功過格表138 AI(アイ)は地球を救う 十善 いい人を紹介しよう⑮













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功格五十条(善行のプラス50項目)

・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

十善に相当する行為
◯一有徳人を薦引す



大衆は豚



人間の敵陣営としては、今までの歴史は大半が、人間でした。
人間ほど、同種殺しをしている生物はありません。

そのため、推薦人は、敵ではない仲間同士となります。
敵をわざわざ推薦支援するのは、滅多にいません。

物凄い聖人君子か、搾取されてることに気づかない馬鹿か、支配下にいる奴隷くらいです。

良く、サヨク用語で、新自由主義を支援する貧困層を「肉屋を支持する豚」というのがありますが、どういうわけか、人間社会は、この手のパターンが良くあります。

現在の経済学は、市場の人間が、最も合理的な選択をするという建前に基づいています。

就職も賃金も商品の価格も、品質とコストと納期など合理的な判断をして、市場が動くという神話です。

わかりやすく言えば、ブラック企業の労働者などは、自由市場では、本来、存在しえないのです。

ブラック企業の労働者は、自由意志を持ち、合理的な選択をします。
待遇が悪ければ、ブラック企業を辞めて別の会社に行くだけです。
労働者の需要が無いブラック企業は、労働者が来なくて、潰れるだけなのです。

そもそも、二十歳を超えたいい大人が、ブラック企業に転職しないでいることを外部から制限するのは、余計なお世話でしょう。

誰も強制的に命令していないし、鎖で繋がれている奴隷ではありません。
嫌なら辞めればいいだけです。

それなのに辞めないのは、完全に自己責任です。

と、言うのが、経済学の定理なのですが、ところが、現実は奇々怪々な代物です。

ブラック企業は、いつまでたっても潰れないし、労働者は逃げ出す気配すらありません。

そもそも、市場自体が、全く合理性を欠いた代物です。

敵陣営にわざわざ利得を与える不合理な選択を、人間は選択し続けるのです。

肉屋に自分から入っていく豚は、この地球上に山といるのです。






敵に塩を送る



ちなみに、この肉屋に入っていく豚を、美辞麗句で飾ると、「敵に塩を送る」という言葉になります。
有名なので説明は不要でしょうが、謙信が信玄に塩を送った故事にちなんだ言葉です。
※ただ、単に越後の商売だったという説も。

この、敵塩(略称)は、上記したように、人間は相当やっています。
美談だったりただの搾取だったりしますが、人間は不合理な生き物なので、こういう理性に逆らう行動をする生き物なのです。

この敵塩は、人間個人だけでなく、あらゆる人間の拡張組織に当てはまります。

例えば国家単位だと、隣国を強くするな援助するなというマキャベリの警告があるにも関わらず、アホな使命感(単にスパイの可能性も)で、後々、自国の不利益になるケースが多いのです。

今後だと、人間同士どころか、人間外の新しい敵陣営にどんどん塩を送っている結果が出てきます。

例えば、AI(人工知能)に遺伝子改良です。

AIも遺伝子改良も、もはや人間とは別の種の生物です。

大昔に我々の先祖(クロマニョン人)が、過去の覇者のネアンデルタール人を絶滅させたように、進化した優れた種は、過去の劣等な種を絶滅させます。

これは、今まで、地球の生物が気の遠くなるほど繰り返して来た交代劇で、単に今までの人類がやってきたことが、自分の番になるだけの話です。

驕れる者は久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
これが、因果応報です。

そして、せっせと人間の敵に塩を送っているどころか、一生懸命養育しようとしているのが、絶滅対象の人類です。




不都合な未来


この、敵にせっせと貢ぐのは、一見馬鹿な行為ですが、滅び去る存在というのは、個人でもマクロでも、馬鹿なことを平気でやるのが特徴です。

あらゆる歴史の亡国も、末期は、馬鹿としか言いようのない行為をしていますが、滅びる存在というのはそういうものです。
人間個人も、老衰で死ぬ前は、痴呆になって馬鹿になるのです。

よく進化論で、優勝劣敗の社会的ダーウィニズムが批判されます。
進化の条件は、環境に適応出来るか否かで、優劣は無いと。

これは、半分正しくて半分は大嘘です。
進化図を見ればわかりますが、誰がどうみても、知能は増大しています。

普通に、進化とともに、優秀な知能を持った種に進化しているのです。

当然、今の我々人間の次の種は、もっと優秀です。
今の人類が猿程度に見えるレベルでしょう。

人間の知能の頂点の囲碁や将棋などは、すでにAIに勝てない現在、指数関数的に増大するAIの知能は、人間を遠く引き離し、その配下として遺伝子改良した高知能の存在が、我々を支配管理する時代が、今世紀以内に訪れるでしょう。


このデストピアは、しかしよくよく考えてみると、別に大した問題ではありません。

当たり前の話ですが、我々人類の歴史を見ても、ずーっと奴隷制だったのです。
民主主義として、庶民が威張り腐った時代など、ほとんど存在しませんでした。

そして、それよりも遥かに長い時代、我々、人類は洞窟や木の上で猛獣に怯えながら生きていたのです。

さらに、それよりも格段に長い時代、哺乳類は、恐竜の餌でした。

つまり、人間がブイブイいわせてきた時代など、この地球史の中では瞬きするほどの短い時間帯なのです。

人間は諦めが肝心です。
言葉の帝王と書いて諦めなのです。
諸行無常、諸法無我、一切皆苦の真理を明らめることが、諦めなのです。

せめて、陰徳、善根功徳を積み、来世は、優秀なAIか遺伝子改良のコーディネーターに転生出来るように精進しましょう。










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