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そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】のシリーズ記事一覧はこちら
功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く
十善に相当する行為
◯一有徳人を薦引す
明徳
そもそも、一有徳人を薦引すといいますが、
有徳人とは、一体全体何でしょうか?
日本人、アメリカ人、中国人といろいろな人種民族国籍がありますが、有徳人などと言うのは、聞いたことがありません。
三国志の張飛益徳の親戚でしょうか?
我々、日本人は謙虚なので、自分のことを不徳でありますとよく言いますが、逆に、自分は有徳です!という人は滅多にいません。
当たり前ですが、有徳な人というのは、少なくとも他人から見て、有徳さが知られていることを言います。
要するに、陰徳がバレているわけです。
バレるように狙ってやったのか、ついうっかりなのかはともかく、隠すのに失敗しています。
当然、パフォーマンスの意味もあるのです。
武器商人(超大企業)が、孤児院にサンタの格好をして寄付したり、震災の時に、ヤクザが炊き出しをしたりという例も枚挙に暇がありません。
基本、陰徳ではなく明徳というのは、悪人がパフォーマンスのためにやるものだと見ていいでしょう。
パフォーマンス
明徳は賞賛を受けるため、その分、福の果を受けてしまっている、だから効果が薄いと言われます。
人によっては、効果が全くないとまで言われることもあるのです。
功過格にも、
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く
とありますので、バレてしまったら、陰徳ポイントは減ると考えてまずいいでしょう。
しかし、当然のことながら、いくら減ると言っても、何もしないよりは遥かにマシです。
よく慈善を皮肉る言い回しに、
自分の回りのことは大騒ぎするくせに、アフリカ難民のことは他人事。
せいぜい寄付をして自己満足する云々。と言うのがあります。
※豊河も以前記事で似たようなこと書いてましたが。
しかし、冷静に考えてみれば、寄付すらしない人間に言われる筋合いはありません。
寄付をした人間は寄付をしない人間よりも尊いのです。
先程の武器商人やヤクザだって、彼らの悪行の山の前には焼け石に水でしょうが、慈善をやらない一般人よりは、遥かにマシなのです。
武器商人やヤクザは地獄に堕ちるでしょうが、慈善の陰徳を積んでいたカルマはあるのですから、地獄で刑期を終えた後は、慈善の陰徳の習慣で、陰徳を積んでいくようになり、一般人よりもレベルアップするかもしれません。
こちらを立てればあちらは立たず
で、有徳な人とは、上記のエセ有徳者と、本物の有徳者がいます。
後者は、隠しても隠しきれない有徳オーラ(?)によって、いつのまにか、善人だと知られてしまっているのです。
ここらへんは、どうするかで、微妙なところです。
陰徳を貫くなら、例えば、金持ちになって、慈善に金を出すにしても、何重にもダミー会社や人を迂回して、絶対に自分にまで辿り着けないルートを構築して、慈善の孤児院などを作るとかですね。
しかし、陽徳で評判が上がれば、人心を得て、より大きなことが出来るという話もあります。
今の時代だったら、選挙に有利でしょうし、ファンドで資金を集めるのも有利でしょう。
どちらがいいかは、状況によりけりです。
陰徳でも陽徳でも、要するに良い事をするというのが目的ですので、その目的に沿っていれば、どちらでも良いと思われます。
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