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はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)
なお、皆さんの記事の感想大募集です。
陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。
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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】のシリーズ記事一覧はこちら
功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く
五十善に相当する
◯一人の流離を救免す。
【引きこもり問題】
就職問題で、関連して問題になる話題の中では、引きこもりの問題が就職難やニートと並んで、よく上げられます。
これらはリンクしていることが多いからです。
引きこもりの説明は不用と思いますが、一応説明すると、学業や就業などの社会に出て、何らかの社会的行為を実施する年齢にも関わらず、外出出来ないで自宅から出ない行為のことを、一般に引きこもりと言います。
すでに日本だけでも100万人単位で存在するため、個人レベルの問題ではなく、社会レベルの問題となっています。
何事も社会問題の端緒は、個人責任に還元され理解されない引きこもりは、ダメ人間の代名詞でした。
学校にも行かず、働きもせず、親に寄生しているニートであり、ついでにゲームやアニメばっかりやっている社会不適合者であるというレッテルです。
幼女誘拐殺人事件の宮崎勉のような存在として、犯罪者予備軍扱いされていました。
さすがに、現在は、広範な社会問題として認知されてきたため、引きこもりも病気扱いとなり、社会的な偏見も薄くなりました。
しかし、人間には、働かざるもの食うべからずという強い共通観念が存在します。
これは、人間が狩猟社会時代の部族社会だったころの、天文学的な歴史の長さで獲得された遺伝子によるもので、集団内のただ乗り(フリーライダー)を許さない遺伝子です。
要するに、お荷物を認めないという生存的本能によるものです。
結局のところ、人間が一人前として認められるのは、金銭的に自立した段階です。
他人に寄生せず、独り立ち出来て初めて一人前。
こうした考えのため、引きこもりはどうしても世間の評価が低くなります。
【有料課金ガチャ】
本人も不幸でしょうが(気にしない人もいますが)、親も不幸です。
金銭的にも自分たちに援助できないようなお荷物になるのは、投資としても大失敗です。
以前、水子の項目でも述べたように(このブログの左欄にあるブログ内検索欄からガチャで検索すると出てきます)、子供と言うのは有料課金カードゲームのガチャキャラです。
有料課金カードゲームと同じように、このリアル人生ゲームのガチャは、金がかかります。
そして、金をかけるほどレベルが高いレアキャラが出てきます。
金をかけられない貧乏人の親からは、基本、ノーマルカードキャラしか出てきません。
皮肉なことに、金をたくさんかけられる、金持ちの親からは、なぜかレアキャラがよく出てきます。
美人や才能はなぜか名家からしか出てきません。
貧賤から出てきても、陰徳の話題でやりましたが、必ず先祖に有徳(つまり金をかけた)な先祖がいるのです。
金というのは、交換価値のある通貨です。
物やサービスと交換できるというエネルギーの一種です。
金をかけるというのは、とどのつまり、他人にエネルギーを与えているかどうかです。
金持ちだったり、陰徳者だったりと形は違えど、他人にエネルギーを譲渡しているのにはかわりません。
つまり、ガチャに課金しているのです。
その結果、レアキャラが出やすくなるという因果結果が出てくるのです。
生まれてきた子供が、ノーマルキャラかレアキャラかは、生まれてくるまでランダム結果ですが、実際には上記の観点からある程度わかります。
易経に「積善の家に余慶有り」とあるように、親の家を見れば、普通にある程度は予測できてしまいます。
【家内リストラ】
ちなみに、上記のような、因果応報理論と言う差別思想は、基本的に危険思想です。
が、悲しいことにこのクソったれの世界(ロック風の表現)では実相です。
しかし、因果律は二つあると以前も論じましたとおり、困難や苦難が人を成長させるというのもまた事実です。
一般的な吉凶禍福と霊性の向上は、別の法則です。
人間は失敗無しには、痛みなしには学べないし、過ちを軌道修正しません。
訓連や修行や試練や試験という苦行があって、人間は向上できます。
失敗品の子供を持つことで、カルマが浄化されるという一面が間違いなくあります。
と、宗教やスピリチュアルでは、言うのですが、もちろん、リスクが高すぎるので、中途半端な覚悟では、止めた方が良いのです。
生まれる子供に障害があると分かったら、即、水子にした方がその後の人生でリスクは少ないのです。
引きこもりの子供がいたら、即効で追い出した方がやはりリスクは少ないのです。
下手に親の温情で生かしておいたら、両方とも不幸な結果になってしまいます。
その後、やっぱり、我慢できずに、殺し殺される関係になるリスクがあるのですから。
今も、日本中で引きこもりの高齢化が始まっており、面倒を見切れない親が殺しています。
しかし、実質的に、このような冷酷な判断を吹っ切れる人は少ないのです。
およそ、因果応報理論では、自分に来た不幸は過去の自分の悪業の結果です。
つまり、避けがたいのです。
親子の情だったり逃れらない環境だったりと、捨てられずに苦しむ場合が多いのです。
失敗ガチャの子供を受け取って苦しむという業がある限り、逃げるのが難しいのです。
もちろん、絶対というのではなく、上記のように捨てるということも出来ます。
しかし、業自体は、解消せずに残っていますので、別な形でまたやってくるという、堂々巡りになりやすいのです。
命運として、そういう星の元に生まれている限りは、ある程度の期間、逃げられない状況になることが多いのです。
【後の祭り】
では、どうしたら良いのか?
最善手は、やはり陰徳を積むことです。
生まれる前でも後でも、親が陰徳を積んでいくと、子供がレアキャラが出る確率が高くなるのです。
※生まれた瞬間で、占星術の命運として一生が決まってしまうので、なるべく生まれる前の方が良いのです。
また、陰徳量の形成としても早めの方が良いでしょう。
パワースポットに行って、神社仏閣で祈祷しても、徳が無い親や家に良い子供は生ませられません。
神仏にしても困ってしまいます。
逆に、不徳な家や親だったら、いくらレアキャラを与えても、潰してしまうでしょう。
無駄と分かっていることをやる馬鹿はいません。
ましてや、レアキャラがグレて反社会性を帯びた人間に育ったら大変です。
レアキャラは有能なため、ノーマルキャラよりもグレたら、社会に害毒を及ぼす規模が大きくなります。
神仏も人間を助けたくてしょうがないのに、それにふさわしい徳を持つ人間がいないため、困っているのです。
ちなみに、上述しましたが、子供のための陰徳というのは、早めに開始する方がよいのです。
なにぶん、子供ガチャというのは新たな人間を創造するという一大イベントです。
もう生まれる寸前で、子供の命運が決まっている段階だと後の祭りです。
生まれた後は、さらに後の祭りです。
虫歯や癌が初期進行ならあっさり治せるけど、末期だと手の打ちようが無いのと同じです。
※占星術の中には、生まれた瞬間ではなく、十月十日前の、受胎した瞬間で見る流派もあります。
死ぬ寸前に悪人が悔恨して、遺産をバラマキしても手遅れなのと一緒です。
※しないよりマシですし、金額によっては挽回出来るチャンスもありますが。
例えば、事故にあって右手が無くなるカルマがあったとしましょう。
事故にあう前だったら、陰徳で回避して右手が無事になる可能性はあります。
しかし、もう事故にあった後で、要するに右手がなくなった後で、いくら陰徳を積んでも、せいぜい良い義手がゲットできるくらいです。
右手は生えてきません。
※科学レベルによっては可能かもしれませんが。基本は無理です。
皆様のご年齢がどのくらいか豊河はわかりません。
しかし、陰徳を積む年齢は早ければ早いほどいいのです。
理想は生まれる前から両親が陰徳を積むことですが、そうもいきませんので、次点で自我が芽生える十代からでしょう。
大学や資格試験も就職も結婚も子供もまだの年齢ですので、事前に陰徳を用意することが出来ます。
もちろん、死ぬまでには、多くの陰徳貯金の利息が増えていますので、死後も安泰です。
極楽浄土に行くなり天国に行くなり、神様になるなりして、好きにすればよいのです。
兵法家の孫子も戦争は事前準備の段階で勝敗は決まっていると述べています。
人生ゲームと言う戦争も同じです。
ゲームの勝者になるには、兵法が必要なのです。
引きこもり問題は多種多様なジャンルであり、次回もこの問題の話にしましょう。
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