2017年10月6日金曜日

【陰隲録】功過格表154 その名はエージェント陰徳と開運を弄ぶ詐欺師  十善 いい人を紹介しよう㉛













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はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)



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そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。

【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】のシリーズ記事一覧はこちら



功格五十条(善行のプラス50項目)

・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

十善に相当する行為
◯一有徳人を薦引す



山岡という男



人生の障害(土星)に対して、どうすればいいのか?

最近の記事ではこれをテーマにしてきました。

で、前回、正面突破の策を提案しましたが、これはあまりオススメ出来ませんという話をしました。

あの山岡士郎さんだって、海原雄山という極悪人に真正面から立ち向かったにも関わらず、最後は山岡さんの勘違いだったというピエロっぷりです。

なお、雄山が山岡の土星(障害)で、それに真正面から立ち向かった結果、土星の持つ本来のよい役割である、真面目さや土台が山岡から無くなっていたことは象徴的です。

グータラ社員として、社内でも鼻つまみもので、かつ美食倶楽部の跡取りという社会的ステータスを失っています。

しかし、そうは言っても山岡は雄山から受け継いだ天才的な感性と知識を持っていたため、一流企業の東西新聞社(業界第二位の新聞社、要するにモデルは朝日新聞)の正社員というエリートでいられました。
※どう考えても、電通と同じで親のコネ入社。

それどころか政財界のVIP達と縁故を結び、もはや、日本のフィクサーとしても君臨しています。

美食倶楽部で若という呼び方を訂正させないことから見て、いずれは、雄山の後を継いで君臨すると思われます。
あの和解も山岡の計画通りなのでしょう。

一旦、雄山に反目して敵対した経歴は、大人しい二代目じゃないぞという武勇伝になります。
山岡の神算鬼謀は、孔明を超えています。

何で、美味しんぼの評論に、脱線しているのかよくわかりませんが、
話を戻すと、本来なら、山岡は、土星を敵に回していたら、社会的にダメ人間になっていたはずです。

が、この事例に正面突破の抜け穴があります。

雄山という人生の土星の障害に立ち向かったにも関わらず、土星のダメージは少ないのです。



土星を超えて


一般に、人は土星との関係が悪いと、人生で大成出来ません。

土星は、権威や因習などのろくでもない事象であると、同時に、努力や根性や土台やバックアップや土地や先祖などの、人生を支える大黒柱だからです。

反政府主義者などの人たちが落伍者やダメ人間が多いのは、土星を敵に回しているという点もあります。

地道な積み重ねる努力に乏しく、職も住所も一定しないからです。
これらは、土星の担当範囲です。

生まれつき、ホロスコープで、土星と太陽が凶角度の運命だと、土星が敵に回ります。

本来、重要な土台である土星を敵視するようなイベントが起きたり、また土星が無力化します。

例えば、山岡の例だと、強烈な障害だった雄山が、無力化して弱い父親としてモデルにならないのです。
美食倶楽部どころか、今で言う非正規雇用で金も教育も山岡に与えられなかった存在になるのです。


この牛丼を作ったのはワシだ!!



どちらにしても、山岡への関係は、土星の力が使えなくなることを意味します。
土星の本来持つ良き特性を受け継がれないからです。


しかし、先の事例の山岡さんのように、明らかに土星(雄山)を敵に回しても、大成するパターンがあります。

その理由ですが、簡単なことで、土星よりも強力な力が働いているからです。

※以下、占星術の専門的な話になるので、めんどくさい方はスルーして下さい。

我々も知っている太陽系の惑星は、太陽から、水金地火木土天海冥と離れていきます。

まあ、ホロスコープは天動説なので、地球を中心として、月や水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の順で遠ざかっていきます。

近くにある物ほど、プライベート的です。
月や水星や金星は、子供の頃とか学校とかです。
太陽は人生の意思、
火星、木星、土星は社会上の顔です。
そして、天王星、海王星、冥王星は社会を超えたところの領域です。

で、これを見ると、土星が社会的なラストにあります。

年齢的にも人生の終盤の55歳から70歳くらいです。
昔だと寿命ですし、人生でどうにもならない壁として、人生や社会の土台や壁としての象徴です。

何度か例に出したように、昔は、律法を司っていました。
風習や伝統は、昔は、超えられない壁だったのです。

しかし、昔から、一部の人間はこの限界を突破してしまいます。
大多数の人間が、世俗にとどまっている中で、超越した存在となってしまうのです。

まあ、惑星の説明を見ると、おわかりになるでしょうが、土星以降の惑星です。

天王星、海王星、冥王星の土星よりも遠い惑星。
俗に言うトランスサタニアン(土星超え)の星です。

一般に土星との関係が駄目でも、こちらを使えばなんとかなる(こともある)かも知れないのです。



人間の星


トランスサタニアンの三惑星は、土星という限界を超える星です。

土星に限界があればこれを使えば良いのです。

しかし、言うは易し、事は難し。

実際にこれらを使える人は稀です。

もっと言ってしまえば、これらは集合無意識の星です。

常人は普通、土星の下で暮らしています。

我々、日本人は日本国の中に住んでいて、普通の生活をしています。
世間の秩序や法律からはみ出したりはしません。
※はみ出している方がいらっしゃったらすいません。

このトランスサタニアンは、その土星の枠から超える存在です。

具体的に言うと、
冥王星は、死線を超えた世界。
海王星は、霊的な集合無意識世界。
天王星は、常識を超えた天才の世界です。

大体、字面から想像がつくと思いますが、極めて非日常な世界の星です。

逆に言えば、これらの世界でないと、土星は超えられないのです。

しかし、どれも日常に住んでいる人間としては使用できません。

世の中の一部の人間はこの星々を使えます。
そして、英雄となります。
歴史に名を残すような人間はこれらの星を使ってしまった人間です。

集合無意識の力を使ってしまったがゆえに、大多数の人間の運命にアクセスしてしまったのです。

偉人の人生を見ると、大体、これらの星を使っています。

死線をくぐり抜け、死の淵で霊的な世界の存在に出会い、常識の枠を超えてしまいます。

逆を言えば、これらのイベントをくぐり抜けないと、トランスサタニアン、つまり集合無意識の力を使えず、偉人にはなれないということでしょう。

死ぬような体験や修行や努力や信仰。
これらは、偉人の特徴です。
彼らは、自分たちの文化体系の枠など気にしていません。
そうでないと、土星の枠は超えられないからです。

しかし、そんなことを出来る人間は稀です。

だからこそ、偉人は少ないのです。

そもそも論として、身も蓋もないのですが、これらのトランスサタニアンを使うのに、条件として猛烈な努力や根性が上げられます。

つまり、結局、土星が必要なのです。

土星と良好な関係を気づいている人が、それを超えるために、トランスサタニアンに挑むのです。

初めから、土星と関係が悪い人は使えないという矛盾が存在します。

では、結局、土星と仲が悪い人はどうするか?

土星の力無しで、トランスサタニアンと繋がるのは、正直オススメ出来ません。

世界の色んな宗教の密教がありますが、これらは、トランスサタニアン、集合無意識と繋がるシステムです。
そこには、大抵、土星の補助システムがあります。
厳格な戒律だったり師匠だったり、事前の準備修行システム
だとかです。

要するに、出家が前提なのです。
在家でトランスサタニアンと繋がるのは危ないのです。
そうでなくて、突発的にトランスサタニアンと繋がる人は、大抵、在家状態で酷い目にあっています。

極端な貧乏だったり、死の淵を彷徨ったりとろくでもない目にあうのです。
要するに、出家状態で、安全に集合無意識にアクセスするのと違って、準備なしにアクセスしてしまう状態です。

ファイアウォール無しにインターネットに飛び込むようなものです。

とてもオススメ出来ません。

では、一体どうすれば、良いのか?(繰り返し)
土星が駄目で地道な努力が出来ない大成しない人は、トランスサタニアンと繋がるしかありません。

しかし、それには、出家するか、在家で激烈な運命の激変を行うかの嫌な二択しかありません。

この二択以外の道を模索しなければいけません。



等価交換


まあ、とは言っても、実は、非情に簡単です。
もう、何度も耳にタコが出来るほど言っていますが、陰徳を積めばよろしい。

そもそも、出家もしない、でも在家でトランスサタニアンの集合無意識に繋がりたいというのは、虫の良い話なのです。

古来から、英雄や神話で、みんな死ぬような目にあって、集合無意識の力を手に入れています。

日本神話の記紀でも、大国主命や伊邪那美命は、黄泉の国まで行って、這々の体で逃げ出しています。

要するに、死線を越えて来ているのです。

何も努力出来ない、差し出せない者は、自分の死を差し出すしかないのです。

それが、出来ないものは、他の物を差し出すしかありません。
大抵、死ぬような目か、自尊心か、身体や金や地位や名誉などです。

鋼の錬金術師で、等価交換で真理の扉の向こう(集合無意識の力や叡智)を求めるのは肉体を等価交換しなければいけないシーンがあります。
それです。




人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない
何かを得るためには、それと同等の代価が必要になる
それが、錬金術における等価交換の原則だ
その頃僕らは、それが世界の真実だと信じていた


要するに等価交換なのです。
肉体を欠損することで、逆に集合無意識と繋がれたのです。

要するに出家して、地道に努力する分(密教などのシステムだと一気にやりますが、師匠や修行システムがいります)をショートカットですっ飛ばすために、激烈なイベントで一気にカルマを浄化する。

このような理屈です。

つまり、本来、修行で得るようなことを、人生経験で一気に得ようとするのが無茶なのです。

しかし、こんな昭和の時代の体育会系の根性論を21世紀になってまで、踏襲してはいけません。
文明人にふさわしいメソッドが必要なのです。
そして、それを実現するのが、陰徳なのです。

以前もこれに関連するテーマを述べました。
天狗の話題ですね。

【陰隲録】改過⑭ 苦行というドMの人にはご褒美プレイ


で、今回の話に何が関係あるかと言うと、その異境備忘録で、次のような話がありました。

天狗の修行というのは実に苦しいものである。
その修業の様子を見ていると、その凄まじさに身の毛のよだつ思いをすることもある。
天狗の超能力を好んで気を引かれる人もいるけれども、天狗界には入らないほうがよい。
人の道が極楽へと通じる道である。


上述した平田篤胤の天狗小僧の寅吉の話にも、

天狗になりたいなどというのは、もってのほかのことだ。
(中略)
だから、あなた方が、自分で好んで山に入りたいなどというのは、いらざる物好きというものだ。

それよりは人間相応の努めを第一とし、身の行いを正して、死後には神様にでもなるように努力するのが大切だと思う。


もっと言えば、天狗も含めて、トランスサタニアンにつながろうとする人は、陰徳を苦行で、等価交換していると言えなくもありません。

トランスサタニアンに繋がり、集合無意識の力を得るには、出家して、密教(各宗教の)を修行する。
在家(出家でも)で、激烈な苦行や苦痛イベントを伴って繋がる。
の二択があります。

しかし、第三の道があるのです。

上記の天狗の話にもあるように、普通に陰徳を積めば、別に苦行など必要ないのです。

苦行をするような徳の薄い人間だから一番の問題なのです。

陰徳を積んでいれば、勝手に開運して、集合無意識と繋がるし、出家したいのであれば、すんなり可能です。

さらに死後は、もっと楽です。

現世で一生懸命アクセスしようとしていた神仏に会えるどころか、神仏に転生すれば良いのです。

苦行でカルマを浄化するという理屈はわかりますが、陰徳はプラスに果報を積む作業です。
苦行を百年やるよりも陰徳を一年やる方が功徳が高いのです。
こちらの方が効率が圧倒的に良いのです。
※まあ、両方やるのがプラスとマイナス清算で、ほんとは良いのですが。

なぜ、人間は安楽の道を捨てて、苦難の門に入るのか?
世界にはマゾが多くて困ったものです。

こちらの方が効率が圧倒的に良いのです。
※両方やるのがほんとは良いのですが。


エージェント夜を往く


陰徳を積んでいれば、運命転換は可能ですので、生まれつき、土星と凶角度の運命など問題ありません。

運命を作っているものは、過去の善業悪業の累計に過ぎません。

自分は運命が悪いと思っている人も思ってない人も、陰徳を積んでいけば、10年後には、本来の運命は勝手に変わっていきます。

不幸な人生の運命は普通に。
普通の人生の運命は豪運に。

さらに10年も足せば、元々不幸な底辺の人生を歩むはずだった人の運命もラッキーな人生になります。

あと10年もやれる寿命のある人は、歴史(日本史)に名前を残せるでしょう。

さらに、10年ある人は、世界史に名を残せます。


このように陰徳こそが、運命を変える、最後の砦です。

今、人生の惨苦に悩む、同胞たちよ!
運命の荒波に翻弄される、兄弟たちよ!
理不尽な世界に抗う、善男善女たちよ!

陰徳こそが、汝らの全ての苦悩を癒やす天上の秘宝であることを信ぜられよ!

衆生の凡愚である豊河の存在意義は、偏にこの陰徳を伝えることだけにあるのです。

この人間界に堕ちている豊河が神仏から生を許されているのは、まことにこの一事を、皆様に伝えんがためにあるのです。

この駄ブログなど、本来、読む必要すら無いのです。
ぶっちゃけ、陰徳という概念を知ったら、後は、PCやスマフォのお気に入りブックマークから削除しても良いのです。

まあ、陰徳を続けるトリガーとしての存在意義程度には、この駄ブログを読む意味もあるのかとは思いますが・・・。


というより、今日の記事は久々にクソ長いですね・・・。
分割しろよと言いたい。自分に。
まあ、いつも適当(的確なという意味でなくいきあたりばったりで)に書いているので、仕方が無いのですが。

むしろ、私が書いているのではありません。
無意識の存在です。

多分、陰徳を広めようとしている何らかの存在の、現世における端末の一つが豊河なのでしょう。

要するに、豊河は、パシリです。

あれです。
つい最近話題になった、一コメント30円で、ニュースサイトに書き込みをする政治系の仕事と同じです。

天上界指令の、下級の情報工作員が豊河なのです。

しかし、よくよく考えてみれば、30円すら貰っていないのですから、豊河は下級の情報工作員よりも下の存在です。

早く陰徳を積んで開運して、出世しなければいけません。

じゃあ、上級工作員は、どんなのですかと聞かれれば答えに困るのですが・・・。

たぶん、イケメンや美女が、世界を股にかけて、活躍しているのでしょう。たぶん。

工作員のエージェントは、大部分が地味な活動です。
一昔前は、内閣情報調査室の仕事は、新聞の切り抜きだけで終わることもしばしばです。

非情の香りと定めの匂いの秘密組織のエージェントは地味なのです。
豊河怜に一輪の薔薇と共に訪れる、弾丸よりも美しく、愛よりも危険で華麗なミッションは特にありません。

なぜか電撃作戦が来ることもありません。
※というか来ても困るのですが。











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