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はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)
なお、皆さんの記事の感想大募集です。
陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。
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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】のシリーズ記事一覧はこちら
功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く
十善に相当する行為
◯一有徳人を薦引す
策2
人生の障害(土星)をどうやって克服したらいいのか?
前回までは、①神仏や②術数は結局、③陰徳次第となっていました。
しかし、もうちょっと科学的な方法は無いものでしょうか?
そこで、別の方法も模索してみます。
④諦める
全ての悩み苦しみを解決する最終奥義、諦める。です。
この方法は、まさに天下無双。
ただの人生の脱落者が、ちょっと粉飾しただけで、途端に人生の侘び寂びを知る賢者になれるのです。
何せ、言葉の帝と書いて、諦めるです。
この一見敗北主義の言葉は、実質的に宗教の本質です。
釈迦もイエスも、突き詰めれば、この敗北主義が根幹なのです。
彼らは、真理を直視する余り、世界に絶望し、世界に関して何ら期待を持てなくなった人間たちです。
家も家族も土地も畑も金も一切、捨ててついてこい!
出家しろ!
という、今で言ったらカルト宗教です。
そんな彼らが語る、世界観に希望は一切ありません。
六道輪廻の解脱にせよ、神の国にせよ、この世ではないのです。
要するに、この世界を一切相手にしていない。
初めから期待していないのです。
この霊肉二元論は、宗教の基本中の基本であり奥義です。
この世に対して徹底的に否定して諦めているため、いかなる苦難や迫害にもめげないのです。
ハードな修行を行う原動力にもなります。
当然、その姿ははたから見ると、聖者に見えるのです。
実は、単に世捨て人なだけなのですが、世間は自分が見たい物を見るので、彼らの姿に神を見るのです。
他の方法はどれも失敗する可能性がありますが、この方法は最終手段として、考慮に入れておくべきです。
ぶっちゃけ、開運は本人のカルマの量によるので、最悪どうしようもない場合があります。 しかし、そうは言っても、我々、一般人には難しい内容です。
他の方法も探してみましょう。
⑤乗ってみる
太陽が東から登るのはどうしようもない自然現象です。
人間の科学がいくら進んでも(可能性はありますが)、これを西から登らせることは出来ません。
しかし、世の中には力持ちさんがいて、何とか太陽を東から登らせまいとする方が多いのです。
その昔ギリシャにいたイカロスにも似た敢闘精神は讃えたいのですが、何せ貴重な人生の無駄です。
無理なものは初めから無理なのです。
例えば、具体的に言うと、社会システムなどです。
今、我々は、民主主義国家の中で生きています。
そのため、過去の政治システムに違和感を感じます。
江戸時代で参勤交代の武士の行列に土下座しなかっただけで、斬り殺される社会に疑問を覚えます。
しかし、だからといって、当時に(記憶をもったまま転生し)生まれ変わったとしても、士農工商システムに喧嘩を売るようなことはしません。
※転生時にチート能力を貰ったならば別ですが。
大人しく頭を垂れて、システム内で生きていくしかありません。
もっと言えば、迎合するのです。
もし世紀末の荒野の時代に生まれてしまったら、大人しくモヒカンの野盗になって、ヒャッハーすればいいのです。
宗教カルトの組織に生まれたら、馬鹿馬鹿しいと思っても、御本尊様を拝むのです。
どんな社会システムでも、上位は優雅な豪勢な生活をしています。
逆らわずに上手くやればよいのです。
これを、和光同塵と言います。
無理に土星(障害)に逆らってもいいことはありません。
先の大戦時には、戦時中は、大日本帝国バンザイと叫んで、戦後は平和主義バンザイと転向した人間は大勢います。
共産主義者が体制の手先になる例も同様です。
東南アジアの華僑は、家に旗をいくつも持っています。
在住の国の政治状況でコロコロ変えるためです。
右派が政権をとったら、愛国バンザイと国旗を振り、左派が政権を取ったら、赤国旗を振ります。
国家の政変だけでなく、企業や家というミニ国家でも同様です。
徹底して媚を売るのです。
サラリーマン金太郎の真似をしてはいけません。
生まれついての身体や精神や身分などの障害(土星)があったら、逆にそれはチャンスだと考えましょう。
四肢に障害がある有名人は五体不満足というキャッチコピーで出世しました。
彼は、この障害(土星)を上手く使った例です。
馬鹿に生まれたら、馬鹿として上手く生きればいいのです。
勉強が出来なかったら勉強ができないことを上手く使えばいいのです。
陰徳が表の宗教だとしたら、これは、裏の宗教です。
儒教に対しての老荘や、顕教に対しての密教です。
ピンチとチャンスは表裏一体です。
兵法では、死活の分かれ目は紙一重と説きます。
軍陣でも、相手が中央突破しようとしてる形は、逆にみれば
自軍が敵軍を包囲している形なのです。
生死、損得、善悪の陰陽二元は、表裏一体のカードに過ぎません。
これを陰陽道では太極と呼び、仏教ではこれを空と呼びます。
二元の分別智は、凡人のレベルです。
達人は一元を見ることが出来ます。
武術、兵法では活殺自在の境地です。
ここに至れば、およそ幸不幸の因果は意味を失います。
六祖慧能が狐の和尚に言ったように、因果に目を覆われないのです。
吉凶禍福から解脱しているからです。
これが、般若心経の冒頭の、観ることが自在な菩薩、観自在菩薩です。
④の諦めと近接領域になりますが、極めれば、⑤も同じなのです。
ぜひ、これも視野に入れて下さい。
さて、障害(土星)対策は、他にもあります。
次回はさらに追求してみましょう。
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