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【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】のシリーズ記事一覧はこちら
功格五十条(善行のプラス50項目)
・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く
十善に相当する行為
◯一有徳人を薦引す
城壁
さて、今まで人生のむかつく障害対策として、
①神仏
②術数
③陰徳 ④諦める
⑤乗ってみる
の五種類を提供してきました。
しかし、実はこれらは、消極的な方法です。
もっと人生、エネルギッシュに人生大勝利への道を歩みたいという人はいっぱいいます。
そんな人のために、
⑥正面突破
があります。
人生の障害に、思い切りぶちかますのです。
この方法は、いくつかのサブカテゴリがあります。
科学(文明)で乗り越えたり、宗教で乗り越えたり、超努力で乗り越えたりします。
もっと言えば、実は上記の3つくらいしか、障害に対して、正面突破の方法は無いのです。
人生の障害というのは、占星学で言うと、土星です。
占星学的に言うと、土星というのは、昔はトーラー(律法)の象徴でした。
人間が守るべき規範、法律、制限、限界です。
これは、当たり前の話で、近代に入るまでは、およそ地域的な因習や風習や身分にとらわれていたのが人類です。
そのため、人間社会の最大限の限界が土星だったのです。
土星は、人間の障害であると同時に、守ってくれる壁でした。
それが破れる時は、ほぼ世界の崩壊を意味しています。
日本だとあまり意識していないのですが、人類の大半は大陸に住んでいます。
だだっぴろい平野の上で暮らしていて、都市はほぼ確実に、城壁で囲われていました。
これは中国でもヨーロッパでも中東でも同様です。
城壁が無い都市の日本が異様なだけなのです。
※日本は海が最大の城壁でした。
都市の城壁は、外部から自分たちを守ってくれています。
城壁が破られれば、中の人間は悲惨な目にあいます。
ジェノサイドから奴隷までレベルは様々ですが、まずひどい目にあいます。
土星の障害と言うと、今の時代だと乗り越えるべき話ですが、昔は、土星に逆らうということ自体がありえないのです。
骨なし
もっと言えば、土星が障害足り得る認識の方が例外です。
大多数の人は、土星の中で安穏として暮らしています。
しかし、世の中には不幸な人がいて、この味方であるはずの土星に敵対せざるを得ない人たちがいます。
※占星学的に言うと、土星にハードの凶角度の惑星を持った人です。
彼らは、運命的に、本来、守ってくれる土台である土星が、人生の障害になります。
土星と上手く関係性を持てない人は、土星に反発します。
既存の権威やら固定化したものや土台を否定するのです。
しかし、その結果は、非情に不幸です。
土星は、障害であると同時に、土台でもあるのです。
人体で言えば、骨格。
人間に一番必要な要素の努力などもこれです。
土地や権威や伝統が味方につくかどうかもこれです。
土星が弱いと、コロコロと職や居場所が変わる根無し草になってしまいます。
土星に反発すると、それは外部的に、自由を抑えるような権威的な風習や人間。
土地や骨格の障害などが起きてきます。
それを否定するとますます土星の関係性がなくなっていき、土星が持つ本来の力が味方にならなくなってしまいます。
無気力で根性の無い人間になります。
現代で言うと、引きこもりのニートやフリーターなど、継続した努力が出来ない人間になりやすいのです。
占星学では先の土星とのハード凶角度、特に土星と太陽がそれのホロスコープを持っていれば、まずダメ人間と見ます。
人生で成功は難しいと見るのです。
土星の根性や核や芯が無い人間が大成するはずはありません。
どんな分野でも、相応の努力や根性がいります。
それが無ければ落伍者になるしかありません。
地道
では、こういう不幸な人(土星が弱い人)はどうすればよいのでしょうか?
こういう人は、⑥正面突破などしてはいけません。
土星と仲良くすることです。
努力の大切さを知り、地道に継続することが開運となります。
概してこの手の人達は、努力や継続を鼻で笑います。
努力出来るような環境に巡り合わないことなどもあり、結果として積み上げることが出来ません。
本人の意思に反して、積み上げたものが崩されたりもします。
そのため、本人の自己努力だけでは、改善出来ないことが多いのです。
よって、土星対策の今までの方法も加味する必要があります。
①神仏
②術数
③陰徳④諦める
⑤乗ってみる
幸い、陰徳は、積み上げたものは消えません。
土星が弱い人は努力や貯金やスキルの積み上げなどが、出来ないのですが、陰徳ならばいくら積み上げても、崩せません。
リアルの貯金だったら、何だかんだ言って使ってしまうような結果になりますが、天に積んだ宝は、土星が敵でも崩せないのです。
今の時代、この土星が弱い人は多く、ニートやフリータの増加がそれを示しています。
類は友を呼ぶの法則で、そういう因果を背負っている人間が多く生まれてきているということです。
今世で陰徳を積み上げて、早めに運命転換をして下さい。
さて、次回は正面突破の話がなぜか、ずれたので、その話の続きをやりましょう。
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