2018年11月20日火曜日

資本の回転と救済論











このブログの全体地図はこちら
はじめに(ご挨拶とこのブログの目次・地図)

陰隲録(陰徳による開運法)のまとめはこちら
【開運講座:陰隲録・功過格/袁了凡】全文現代語訳 記事まとめ一覧

パワスポのまとめはこちら
パワースポットまとめページ

健康コンテンツのまとめはこちら
【貧・病・争対策シリーズ健康編】まとめ





なお、皆さんの記事の感想大募集です。
陰徳や積善積徳、改過の話やコツなど、体験談を大募集中です。ご遠慮無く、ご書き込み下さい。
記事下のコメント欄や、メッセージやメールで、お気軽にどうぞ。

その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。








資本回転


それなのに僕ら衆生は、どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのに、その中で、一番になりたがる?

元々、人間は平等な存在です。
神の前で平等でも、法の前で平等でも、平等に価値が無いでも何でもいいのですが、とにかく、平等なのです。

ところが、人間には自我があります。

もっと、言えば、肉体というセグメント分割があり、個々の肉体感覚は共有されていないため、独立した存在で、生存競争をしているのです。

そのため、他より強いことを優先させることが、どうしても発生してしまいます。

そもそも、陰徳による開運というこのブログのテーマですら、この自我の産物です。

自分だけが、他の大勢の生物に先んじて、一抜けしようというのです。

努力して克己して成長するというドグマは資本主義社会でも推奨されます。
※むしろしないと怠け者扱いされる。

努力量、さらに前世の業によって、どうしても、本来、平等であるはずの人間に差が出てきてしまいます。

この格差は、単純に金でもありますし、信用やスキルでもあります。

例えば、金は持っていれば、それを投資することによって、金が金を産みます。

信用も持っていれば、さらに大きなことをやれるし、それでさらに信用が増大していきます。

スキルも同様です。
スキルを持っていれば、貴重な経験が出来、さらにスキルが増大します。

もちろん、上記を持っていない人は、回転させる資本が無いということです。

まさに、持っているものは、さらに与えられ、持っていないものは、さらに取り上げられるのです。



対策



では、陰徳の観点から見てみましょう。

結局、格差を増大させるのは、金や信用やスキルを持っていないため、それを回転して資本(色んな意味で)増加が、出来ないことが、原因です。


そのため、陰徳としては、持たざる者に、回転させる資本を与える必要があります。

それは、資金だったり信用だったりスキルだったりします。

例えば、ホームレスの人だったら、まずは、部屋を借りれるような信用だったりします。
部屋を借りれば、仕事が出来ます。

日雇いの人だったら、月払いの仕事に移行出来るように、資金が必要です。
※月払いは一ヶ月働いて、翌月末払いのため、その日暮らしの日雇いの人は、貯金が無いため移行出来ないからです。

要するに、資本を回転させる前の、環境インフラが無いことが、弱者には多いのです。

単純に知識や知恵が無いため、回転させる方法を知らないということもあります。

言ってしまえば、このブログも、陰徳という資本回転スキルを、情報共有しているのです。

で、何が必要かはある程度は、パターン化出来ます。

金の問題なのか、人間関係なのか、やる気の問題なのか、知識の問題なのか。

ここで、大事なのは、適切な物を与えるということです。

いらない物や不適切な物を与えても仕方がありません。

よく、災害地に不要な物を送って逆に迷惑するとかは、よくある話です。

さらに、問題なのは、根性論です。
最近、言ってきた、努力の話にリンクしますが、能力や才能などは、人によって違うものです。
苦痛に対する適正や、モチベーションなども同様です。

要するに、同じ環境で同じことを与えられても、出来る人間と出来ない人間がいるのです。

それを、無視して根性論を言っても、ついてこれない人間にとっては、意味がありません。

目的は陰徳であり、手段である努力の押し付けが目的になってはいけないのです。

観音菩薩は、衆生の救済に関して、あらゆる変化身でケースバイケースに対応し、救済手段も千の手と目で対応し、対応フェイスですら、十一面に変化させます。

この観音菩薩の救済スキルを、我々も、見習わなくてはいけません。

努力の根性論は、それはそれで必要な物ですが、ゴリ押しだけでは能が無いというものです。

相手の感情や状況に応じた柔軟でスマートな、文明人の解決スキルを身に着けましょう。





















0 件のコメント:

コメントを投稿