2017年9月21日木曜日

【陰隲録】功過格表149 ロジスティクスあげるよ(DBのエンディング風に) 十善 いい人を紹介しよう㉖













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功格五十条(善行のプラス50項目)

・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

十善に相当する行為
◯一有徳人を薦引す



南方は食料が豊富なので現地接収



しかし、考えて見ても、そもそも論として、なぜ有徳者を推薦しなければいけないのでしょうか?

よくよく考えてみても、誰が上に居たっていいような気もします。
そんなに、困ることなのでしょうか?

現代社会では、階級が均質化しており、人間の能力差がわかりにくい社会になっています。
昔だったら、識字率レベルの差異があったので、わかりやすかったのですが。

で、不徳者が上に立った場合を具体的に考えてみると、やっぱり結構な問題があるとわかります。

言ってしまえば、上に立つ者は、狩猟社会の行動原理から変わっていません。
共同体において、獲物を追うために、集団を指示しなければいけないのです。

ここにおいて、リーダーの優秀性は重要視されます。
獲物がいない、あらぬ方向に向いて進軍しても、待っているのは、餓死だけです。

戦略の失敗は戦術では挽回出来ません。
軍事用語で、目的地に向かうことを一般方向は○○!と言います。

方向さえあってれば、何とかなるものです。
しかし、不徳のリーダーはこの方向が間違っているため、集団を危機に陥れます。

要するに馬鹿を上に載せると、集団全員が死ぬのです。

先の大戦では、我らが神国ジャパンに牟田口閣下を始め、キラ星の如く、愚昧な英雄が出現しました。
馬鹿が国の舵取りを行うと、集団レミングスの如く、国が滅びるのです。






先程、戦術で戦略は覆せないという事を言いました。
大東亜戦争で言えば、アメリカと戦争するという戦略上の失敗を、神風特攻隊という戦術では覆せなかったということです。

ここに、命運、運命という物の非情さが存在します。

人間は無限の可能性を秘めた存在です。
神の分魂を受け継いでいる地上の支配者です。

しかし、その人間様は、動かせない大きな枠組みに制限されてしまいます。
戦術では戦略を覆せないように、人間は与えられた環境の中でしか動けません。

例えば、地球上に生まれれば、恒星間航行がメジャー化する時代まで、我々は、地球から出られないのです。

男女の性別も、国籍も大抵のことは動かせません。

今の時代はだいぶ緩くなってきましたが、それでも、圧倒的な動かしがたい制限の壁は大きいのです。

才能や根性や容姿や家の富裕など、生まれつきの壁は未だに存在します。

占星術では、この壁を、土星で象徴していました。

人生において、土星の壁は超えることが困難なのです。
※天才は土星を超えることが出来るので天才と呼ばれます。

土星は、昔はトーラー(聖書のモーゼ五書)の象徴でした。
つまり、人間が守るべき律法です。
当然、これは人間の枷となり、壁でした。

近代以前は、大多数の人間は生まれた地域から出ること無く、親の職業を受け継いで変わることのない仕事をしていました。

当然、拘束される土星の壁だらけ、というより壁しか無い人生でした。


のりこえネット


この壁は、当然、現代では相当薄まっています。
まだまだ、超えられない壁があると言っても、昔に比べれば雲泥の差です。

今、皆さんが見ているインターネットもこの壁を壊しているインフラです。

昔なら天才しか超えられなかった土星の壁をインターネットは、簡単に飛び越えていけるのです。

やがては、惑星間の壁や男女や国境の壁さえも、科学は乗り越えていくでしょう。

しかし、そうは言っても、現状にある壁は、乗り越えらないと、それはそれで困ります。

自分を不当に障害している邪魔者なのです。


次回は、どうやったらこの壁に対処出来るか、もっと考察してみましょう。













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