2019年1月8日火曜日

【陰隲録】功過格表182 十善 公共のために良いことをしよう③ 不可能という文字が無いという欠陥辞書











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そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。






功格五十条(善行のプラス50項目)

・善行の結果として、お礼の金や物品を受けた物を除く

十善に相当する行為
◯一民害を除く。








そもそも、民の害/民の益とは何でしょうか?

要するに、物理的な物と精神的な物の二つに分けられます。

前者は、電車の置き石や、空気を読まない無法者などです。
そのまま、排除すればよろしい。

しかし、物理的な物と違って、精神的な物は排除が難しいのです。

法律や宗教や慣習や価値観など、抽象的な物は排除が難しい。

これを、排除するには知恵がいります。

まあ、厳密に言えば、難しいと言っても物理的なものも別に簡単ではありません。

落ち武者の野盗が、徒党を組んで村を襲ってくるマテリアルな問題だって、解決するには、七人の侍が必要です。

ヤマタノオロチだって、毎年、女を要求するわでろくでもないマテリアルな邪魔者だって、素盞嗚命が来るまで排除出来なかったのですし。

で、物質的なものにせよ、精神的なものにせよ、排除するには、めんどうな場合が多いのです。

金やマンパワーや時間がいりますし、行政力も必要でしょう。

しかし、それが出来る人間は少ない。
力が無いのです。

前回も言ったように、少しずつ、陰徳が拡大出来るようにすればよいのです。

権力者は、指先一つで億万の人間の命を左右します。

やがて、吾輩の辞書に不可能という文字は無いというところまで行けば、陰徳もはかどるでしょう。









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