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前回のまとめ
因果応報という、バリバリの差別思想を、無理やり擁護するための弁仏論を張る豊河。
とりあえず、
①業の不可知性
②業の窃盗自由
③業の空性
④業の無効論
の、4つの反論を「無理くり」捻り出す豊河。
※詭弁レベルで無理やりやってます。
2つ目の、
②業の窃盗自由
前回まで、いかにカースト制度のインド人を助けるのを合理化するか、無理やり詭弁を吐いている豊河ですが、
ちょろっと、重要なテーマがありましたので、これを話しましょう。
インド人は、基本、
徳分が減るから、俺を助けるんじゃねえ!
今、俺がカーストで苦しんでいるからこそ、悪業が減っているんだ!
という理屈をインド人は宣おうています。
これは、我々、先進国の日本人から見ると、変な理屈ですが、因果応報を極めると、別におかしい理屈ではありません。
苦で、悪因悪果を削減させ、人からの救済を拒否することで、福分を貯めることが出来るのです。
因果応報とは、突き詰めると、こういうろくでもないインド人のカースト制度になってしまいます。
ここらへんは、前々から、因果応報は差別を生むという話で、何回か話題にしています。
というよりも、今のこのテーマが、
【弁仏論】因果応報論の一大ネックである差別肯定思想について
なのですが、豊河もダラダラ話していて、そもそも論を、忘れていますが。
しかし、これは、さらにひっくり返すと、別の観点が出てきます。
・自分の福分を減らすことで、相手から助けられて、相手の福分・陰徳を増やしてやるということでもあり、
・自分の悪業を増加する(相手を攻撃する》ことで、相手の悪業カルマを削減してやることが出来る。
ということでもあります。
単純に、人を助けて善業をして、陰徳アップ!というのとは、また違うレベルの話になってきています。
で、前者は、ともかく、後者は結構なヤバさが垣間見えているのは、お気づきかと思います。
で、ここは、因果理論のさらなる上級の話なのです。
ぶっちゃけ、豊河も、ここらへんは、カースト制度よりも、ヤバイ考えなので、あんまり触れたくないというか、
たぶん、天機(天界の機密事項)に触れるような気がしてなりません。
でも、書いてしまうのですが(蛮勇)。
次回に続く!
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