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その事例が、他の閲覧者様の、新しい積善改過の参考となり、
そしてそれが、さらに陰徳になるという、好循環のスパイラルです。
因果応報という、バリバリの差別思想を、無理やり擁護するための弁仏論を張る豊河。
とりあえず、
①業の不可知性
②業の窃盗自由
③業の空性
④業の無効論
の、4つの反論を無理くり捻り出す豊河。
2つ目の、
②業の窃盗自由
が開始しています。
盗まれたのはあなたの心です。
さて、とは言っても、
①業の不可知性
②業の窃盗自由
③業の空性
④業の無効論
と、4つも列挙したところで、①をダラダラ言っているうちに、他の項目もだいぶ言ってしまっています。
そのため、②以降は、さっくり終わるはずです(たぶん)。
さて、
②業の窃盗自由
とは何か?
これは、前記事で指摘したように、因果応報理論をこじらせると、
カースト制度になります。
本来、倫理道徳を高めるための、因果応報理論が、逆転して、
他人を助ける事自体が、まるで罪悪のような外道思想になってしまうのです。
女の子を、家に送り届けるまでは紳士だった男性が、家に入るやいなや、狼に変貌するかの如くのメタモルフォーゼです。
「自分が苦しんでいるのは、前世の悪業のせいである」
「だから、助けたりカーストを逸脱するのは、カルマを消去することの妨げになる」
「余計なお世話だから、外人は引っ込んでろ」
「貴様は、俺のカルマの浄化を邪魔し、自分は陰徳を積む。これは業の泥棒行為ではないか?」
こういう変なロジックになるのです。
実際に、インド人はこういうロジックを骨の髄まで信仰しているのです。
ちなみに、21世紀ですよ今。
こんな呆れた思想が未だに世界には存在しているのです。
そして、困ったことに、この思想は、因果応報理論の到達点の一つです。
陰徳思想の我々も、この理論に陥る可能性は高いのです。
前車の覆るは後車の戒め。
このテーマは、非常に、重要なテーマなのです。
さて、
②業の窃盗自由としては、
いや、別にお前のカルマなんて盗んでもいいじゃん、
というロジックを構築しなければいけません。
道徳のために、人様の物を盗むというロジックを構築するという、もう一周回って、悪業なのか善業なのかよくわからん話になってきましたが、
仏教が伝来して2000年経つのに、この超重要な話を、みんな考えないので、仕方がありません。
というか、いつも言っていますが、こういうのは坊主が考えろと言いたい。
普段、因果応報を説いておきながら、近代に入って、差別思想だ!と近代人から突っ込まれると、聞こえない振りをする腐った連中です。
信長を召喚して焼き払いましょう。
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